雪化粧した山々、青森県の酸ヶ湯です。 全国で今シーズン初めて2メートル超えの積雪となりました。 これは2023年より6日早く、12月17日までに2メートルを超えたのは29年ぶりとなります。 酸ヶ湯温泉の駐車場では、観光客が車に高く降り積もった雪を下ろしていました。 冬型の気圧配置が続く日本列島。 上空の寒気が南下した北海道や東北北部の日本海側で断続的に雪が降り、一部で大雪となっています。 午前10時までの12時間で、30cmの雪が降った北海道・岩見沢市。 午後2時時点の積雪は118cmとなっていて、平年の3倍ほどに達しています。 雪の影響で、市内を走るバス8路線が運休したため、タクシー乗り場に列ができていました。 取材班が遭遇したのは雪が積もった道で配達に向かうヤクルトレディです。 配達は大丈夫か、取材班が尋ねると「なんとか押して引っ張って頑張りたいと思います」と答えました。 凍った木の枝がダイヤモンドのように輝くのは、北海道・むかわ町穂別です。 最低気温が氷点下20.7度を観測し、今シーズン全国で最も低くなりました。 川には薄い氷の塊が複数流れ、牧場では牛のひげや体毛が白く凍っています。 札幌市も今シーズン一番低い氷点下8度まで下がり、肩をすぼめながら通勤する人の姿が見られました。 また秋田県では午前中、沿岸部に大雪警報が発表されました。 午前8時に67cmの積雪となった、秋田市・大正寺では人の腰近くまで雪が積もっていました。 住民: 夕べから今朝にかけて30cmくらい降っている。（Q.積雪は時期的に早い?）早いね（例年）クリスマスあたりで積もる。 午前9時に41cmの雪が積もった横手市で、雪かきをしていた住民は「今年は（雪が）重たいですね。暖かいのかどうか…一度にドカンと降られちゃうとダメね…」と話しました。 秋田県では17日夜から18日の昼前にかけて、再び雪が強まる見込みで注意が必要です。 そして、日本海側に大雪をもたらした寒気は18日から19日にかけ南下し、19日には関東地方まで広がるとみられています。