弘兼憲史氏デビュー40周年『少年 島耕作』をスマホアプリで無料公開
人気マンガ『島耕作』シリーズの“シーズン0”とも言える『少年 島耕作』の無料公開が発表された。スマートフォンのアプリ『comico(コミコ)』での公開となる。作家の弘兼憲史氏のデビュー40周年を記念した公開となっており、弘兼氏の「新人作家の気持ちに戻り、スマホ向けの新たなメディアである『comico』で作品を公開したい」という希望が実現したもの。 1982年に『課長 島耕作』として連載を開始した同シリーズはその後、『部長』、『取締役』、『常務』、『専務』、『社長』と出世街道を進み、2013年から『会長 島耕作』として、現在も連載中。『課長』以前の年代には、島耕作が初芝電器へ入社した当時を描いた『ヤング島耕作』、『課長』になるまでを描いた『係長 島耕作』。学生時代の『学生 島耕作』があったが、今回公開される『少年』は、もっとも若き時代を描いている。『少年 島耕作』は、『社長 島耕作』の連載150回記念特別企画として『モーニング』(講談社)の2012年34号から3号限定で掲載された作品だが、講談社以外のメディアで公開されるのは今回が初めてとなる。 『comico』は、NHNPlayArt株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:稲積憲)が運営するスマホ向けのマンガ読み放題のサービスで、600万ダウンロードを誇る人気アプリ。原稿料が支払われる『comico公式作家』のほか、作家デビューを目指す一般の新人作家などが、作品を公開している。2013年のリリース当初から連載していた『ReLIFE』(作家:夜宵草)は、今年8月に単行本化されるなど、読者から支持を得ている作品も多い。