観光PRは「ユーザー目線必要」 立命館大学教授が沖縄・名護市で講演 耳に残る音楽などを紹介
沖縄県名護市主催の観光プロモーションイベント「名護にLOCK-ON」がこのほど、市内のホテルで開かれ、京都観光をPRする「そうだ京都、行こう」のキャッチコピーを生み出した立命館大学の佐藤典司教授が講演した。 【写真】沖縄北部の新テーマパーク名称は「JUNGLIA(ジャングリア)」 市はやんばる観光の拠点やスポーツツーリズム、名護湾沿岸基本構想などによる新たな魅力づくりを柱に、観光プロモーションに取り組んでいる。2022年には観光プロモーション方針を策定。「選ばれ続けるまち」を目指している。 講演で佐藤教授は、名護のブランディングなどについて説明。「そうだ京都、行こう」のCMで使われた耳に残る音楽やナレーション、人を映さないようこだわった映像などを紹介し、「送り手が言いたいことと、聞き手が見たいことは違う。親近感の湧くユーザー目線が必要だ」と指摘した。 座談会には、渡具知武豊市長や前田産業ホテルズ社長で市観光協会理事長の前田裕子さんらが登壇。観光振興に関し、名護の魅力や課題を共有した。(北部報道部・玉城日向子)