兵庫県の斎藤元彦知事 終始緊張した面持ちで…全国知事会出席 報道陣に一礼、さっそく発言も
兵庫県知事選を巡り公選法違反の「運動買収」疑惑の渦中にある斎藤元彦知事は25日、都内で行われた全国知事会に出席した。 【写真】報道陣の前で頭を下げる兵庫県の斎藤元彦知事 午後1時の開始の5分前に姿を見せた斎藤氏は、集まった報道陣の前で一礼し会場入り。報道陣からの声かけには応じなかった。議場では「再選おめでとう」と他県の知事から声を掛けられ握手をかわしたが、終始緊張した面持ちで参加した。 会議では最初の議題として取り上げられた「子ども・子育て政策を強力に推進するための提言」について、開始早々さっそく発言した。「兵庫県知事の斎藤でございます」とあいさつし、10~20代のZ世代に向けた県の政策について回答。「今回知事選挙させていただきましたが、若い世代に直接届くような政策をすること、高校生や大学生が政治に対する関心を凄く持っていただけると思う。次世代を担う若者たちが政治、社会に対する参画、主権者としての意識を育む意味でも、ぜひ政府、国、地方一体となって若い世代を応援する政策をしてほしい」と訴えた。 斎藤氏は今回の知事会出席を理由に、兵庫県議会がパワハラ疑惑などの調査を行う「百条委員会」の尋問を欠席していた。今後日程を調整する。