福岡空港国際線ターミナルビル増築エリア、3月グランドオープンへ
福岡空港国際線ターミナルビル増改築工事におけるグランドオープン日が、来年3月28日に決定した。(博多経済新聞) 福岡国際空港では現在、国際線ターミナルビルの増改築工事を行っている。「東アジアトップクラスの国際空港」を目標に年間1600万人の利用者を迎えるため、以前の約2倍の面積に拡張する。これまで、コンコース延伸、旅客搭乗橋の増設、立体駐車場の新設、ラウンジリニューアルを行い、12月3日には、バスターミナル機能を持つアクセスホールの供用を始めた。グランドオープン時には、出国検査場と保安検査場の移転拡張、免税店エリアの拡張を行うほか、フードコートを新設する。 保安検査場は移転拡張し、約5倍の約1400平方メートルに。検査レーンを6レーンから7レーンに増やし、全てのレーンに手荷物を載せたトレーが自動で運ばれる「スマートレーン」を設置する。これまでの約2倍の処理能力を確保し、スムーズな検査の実現を目指す。 出国審査を通過したエリアには、従来の約4倍の広さに増床した免税店エリアを展開。搭乗口まで免税店が並ぶウオークスルー型店舗とし、移動しながら買い物を楽しむことができる。同じく免税店エリアにフードコートも展開し、飲食店8店が出店。295席を設ける。 同社広報課・チーフの今村百花さんは「福岡・九州・西日本の玄関口として多くのお客さまを心地良い空間で迎えられるよう、これまで整備を進めてきた。より便利で快適な空港に生まれ変わるので、期待していただければ」と話す。
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