【チャンピオンズC】ドバイのダート好走実績が生きる舞台 京大競馬研の本命はドゥラエレーデ
海外競馬の実績に注目
12月3日にチャンピオンズC(GⅠ・ダート1800m)が中京競馬場で行われる。昨年は1番人気に支持されたテーオーケインズが4着に敗れる中で、ダート転向して日の浅かったジュンライトボルトが豪快な差しきり。2、3着にはクラウンプライドとハピが入り、やや荒れた決着となった。 【チャンピオンズカップ2023 注目馬】海外を転戦し着実にレベルアップ、先行力武器にGⅠ制覇だ! SPAIA編集部の注目馬を紹介(SPAIA) 今年はそのクラウンプライド、フェブラリーS勝ち馬レモンポップ、5連勝中の上がり馬セラフィックコール、ダート転向後好走を続けるアイコンテーラーなど注目の馬が揃った。レース傾向などを踏まえて予想していく。 今回は2020年以降、サウジCやドバイWCに出走した馬の成績に着目した。すると、サウジC好走馬とドバイWC好走馬との間には、適性上の大きな違いがあることが分かった。 サウジCには2020年以降で日本馬が11頭出走しているが、馬券に絡んだのは国内ダートで大敗していた2023年1着パンサラッサと、国内では軽めのダートといわれる東京と時計の出る盛岡を得意にしていた3着カフェファラオのみ。また、このレースは展開等色々な点があったとはいえ、国内ダートの実績がないジオグリフが、チャンピオンズC2着馬のクラウンプライドに先着した。過去にはゴールドドリームやクリソベリル、チュウワウィザード、テーオーケインズらも凡走していることから、芝適性や軽めのダートでの実績が求められることが分かる。 次に、ドバイWCにおける日本馬の実績に注目。ドバイWCに出走した馬は同期間で10頭おり、馬券に絡んだのは2021、2022年のチュウワウィザード、2023年勝ち馬ウシュバテソーロとなっている。この2頭はサウジCで馬券に絡んだ馬とは異なり、中京や大井といった重めのダートで好成績を挙げている。 また、サウジCで振るわなかったテーオーケインズがこのレースでは好走している反面、サウジCで好走したパンサラッサ、カフェファラオ、ジオグリフは(展開面の不利もあったとはいえ)大敗を喫していた。ドバイのダートで好走するためには、中京や大井など重めのダートで好走できる適性が必要だと考えられる。