日韓3人組「DURDN」が新作EP 明日へ「かすかな希望」伝えたい 1日を6曲で表現
憂いを含んだスモーキーな歌声と洗練されたサウンドで若者に人気の日韓3人組「DURDN(ダーダン)」が、新作EP「Komorebi」をリリースした。「1日」をテーマに、早朝から深夜までを6曲で表現。不確かな明日へ「かすかな希望」を伝える。7月9日に福岡市の音楽イベントに出演予定。 韓国出身のシンガーBaku(バク)と、トラックメーカーのSHINTA(シンタ)、トップライナーのyacco(ヤッコ)で2021年に結成。SHINTAが★@★楽曲の土台となる音源(トラック)を作り、yaccoがメロディーや歌詞を付け、Bakuの歌唱力で曲を生み出す。 2人で「tee tea(ティー・ティー)」というユニットを組むSHINTAとyacco。調理師の勉強をするため東京に来ていたBakuが歌う動画を見て、すぐボーカルとして誘ったという。 Bakuは趣味で歌っていただけだったが、yaccoは「他の人に見つからなくてよかった」と言うほど、その歌声にほれ込んだ。SHINTAも「日本にはいない声色で、英語と韓国語の混じった発音も新鮮だった」と魅力を語る。 結成直後から、12カ月連続で配信リリースするなど精力的に活動。23年にはSpotifyが躍進を期待する次世代アーティスト10組に選ばれた。 「Komorebi」というタイトルには「かすかな希望」という意味を込めた。早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜とそれぞれの時間帯をモチーフに、1日を過ごす主人公の揺れる心情を6曲で描いている。 「欲しい物は見み栄えやプライドなんかじゃなく」(PRIDE) 「期待しないように 伸びた影を追うのもやめた僕ら」(Spaceship) 「心の豊かさ競って満たされるもの?」(FAKE MOON) yaccoは「しんどいなと感じても、明日は少しだけ頑張ってみようと思ってもらえたらうれしい」と話す。心のひだに分け入るような詞の世界も味わい深い。 ■音楽イベント「My Pick」に出演 7月9日午後6時半から、福岡市中央区渡辺通4丁目の「BEAT STATION」。問い合わせはキョードー西日本=(0570)092424。詳細はこちら。