スポーツ庁が「SDGs」でビル・ゲイツ氏の財団とパートナーシップ
[映像]ビル・ゲイツ氏の財団とスポーツ庁のパートナーシップ締結が発表された会見
スポーツ庁は9日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が妻と創設した「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」とパートナーシップを結ぶと発表した。
東京五輪が本格対応する初の大会に
国連が提唱する「持続可能な開発目標」(SDGs=エスディージーズ)をスポーツを通じて達成することを目指す取り組みの一環。2020年の東京五輪・パラリンピックは、このSDGsに本格的に取り組む初めての大会になる。 パートナーシップの締結は、ゲイツ氏が出席したこの日の会見で発表された。同席した大会組織委員会会長の森喜朗元首相は「東京2020をキックオフとして、さらに持続可能性を捉えたスポーツの大会にしたい」とあいさつ。ゲイツ氏は「この機会に啓蒙活動を行い、よりよい世界のアンバサダーになれることを喜ばしく思う」と語った。 SDGsとは、貧困や飢餓の撲滅、や女性の地位向上などを掲げた2001年の「ミレニアム開発目標」(MDGs)の後を継ぐ国際目標で、2016年から2030年までを期限に17のゴール(目標)が設定されている。2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された。具体的なテーマとして、貧困や飢餓のほか、ジェンダーの平等、安全な水とトイレ、クリーンなエネルギー、豊かな海、気候変動対策などがある。