センバツ広陵・呉 「感動届けたい」 呉、人文字撮影と選抜旗授与 /広島
<第91回選抜高校野球> 第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する呉市立呉高校(同市阿賀中央5)の選抜旗授与式が28日、開かれた。学校近くの虹村公園野球場でまず人文字撮影があり、スクールカラーの青い帽子をかぶった選手や生徒ら約500人が「ICHIKURE 91st ’19」を描いた。上空に毎日新聞社のヘリコプターが現れ、丸山昌宏・同社社長の激励メッセージが入った円筒が投下されると、大きな拍手が起こった。【元田禎】 その後、選手と生徒らは同校多目的ホールに移動。授与式で堀雅充・同社広島支局長は「昨年7月の西日本豪雨で、皆さんは土砂撤去などのボランティアに取り組んだ。地域を元気づけてきた『イチクレ』の活躍を、市民は何よりも楽しみにしている」と、社長メッセージを代読し、西山光人校長に選抜旗を手渡した。 選抜旗は更に上垣内俊早(はやて)主将(2年)の手へ。上垣内主将は「中国地方の代表として、皆さんに感動していただける試合ができるよう頑張ります」と決意を述べ、本番へ思いをはせた。同校には、大塚製薬の協力で製作された第91回大会記念のスクイズボトルが贈られた。 大会は今月15日に組み合わせ抽選会があり、23日に開幕する。同校は2年ぶり2回目の出場で、前回は初戦を突破している。