【復刻】松岡茉優の結婚観 男性タイプは「意見を優先してくれる人」「子供は3人ほしい」
Hey!Say!JUMP有岡大貴(33)が7日、所属事務所の公式サイトなどで、女優松岡茉優(29)と結婚することを発表しました。グループ初の既婚者となります。松岡は2015年5月に掲載された日刊スポーツ「日曜日のヒロイン」で好きな男性のタイプ、結婚観などを語っていました。当時の記事を復刻し、お伝えします。(2015年5月3日掲載、肩書や年齢などは当時のもの) ◇ ◇ ◇ 新ジャンルの女優が出現した。松岡茉優(20)。若手ながら実力派といわれ、抜群のトーク力でバラエティーも得意とする。「昭和顔」で幅広い層から親しまれ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍脚光を浴びた。「女版・八嶋智人」の目標に向かって着実に歩んでいる。(2016年4月29日掲載、肩書や年齢など当時) ◇ ◇ ◇ 飛ぶ鳥を落とす勢いとは、まさにこの人のこと。今年に入って半年もたっていないが、既に連続ドラマに3本出演。映画は2本公開された。4月スタートのフジテレビ系「She」で連ドラ初主演の座をつかんだ。 「すごくうれしいという気持ちよりも緊張感、責任の方が大きかったです」 2年前にNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に出演。アイドルグループ「GMT47」リーダー、入間しおり役で注目された。ただそのころは、休憩時間にスタジオから外に出ても、通行人に気付かれなかった。 「メークも髪形も変わってない状態のまま出ていったのに。いつも通りです。最後に気付かれるタイプなので、昔から自分の運命は分かってました」 「She」の収録でも、同様の体験をしている。 「学園物だと、全員同じ制服を着ているわけじゃないですか。エキストラさんたちがワーッといる中で、私も待っていたんです。『あれ、松岡さんがいない。松岡さーん』って。そういう話をしたら、風間俊介さんが『オレもだよ。同化しちゃうんだよ』って」 若いながらも孤独さ、切なさを漂わせることができる演技力は高く評価されている。その一方で、大事な場面の収録前日はなかなか寝られなかったり、胃薬を持ち歩くこともあるなど繊細さも持ち合わせている。 「セリフを言うまでにいくつも工程があって。どれでも言えるけど、どれが一番気持ちが届くのかなって。1つの作品で5回は挫折します。(フジテレビ系ドラマの)『問題のあるレストラン』では、時間が足りなくて。寝る前はもう終わった、終わったと言いながら寝て、気持ち悪く起きて収録に行ってという悪循環でした。でもすごく楽しかった。まだできないということは、まだ上がある。目指すべき場所があって、まだまだ私はこの地点というのが気持ち良くて」 芸歴は長い。04年に妹の面接付き添いをきっかけに現在の事務所に入った。当時8歳。漠然と女優を志していた。 「夢を聞かれる前に事務所に所属していたので、この業界以外で夢を考えられる余白がなかったんです」 礼儀正しく美しい言葉遣いが印象的だ。本格デビューはテレビ東京系の子供向けバラエティー「おはスタ」だった。アシスタント「おはガール」を2年間務めた。今は女優として評価が高まる一方だが、バラエティーを「ホーム」と表現することもある。 「いるだけで安心するといいますか。もともとテレビッ子でバラエティーが大好き。宣伝物を持ってお話をするというありがたい意味合いで出させていただけるので、手放しに楽しい感覚です」 幼少期は「ココリコミラクルタイプ」「スキヤキ!!ロンドンブーツ大作戦」などのバラエティーが大好きだった。連ドラは「花より男子」。家族も無類のテレビ好きだった。 「小学生の時は私、妹、父の部屋、居間、ご飯を食べるところと、家に5台テレビがある状態で全員がテレビッ子。寝たふりをしてこっそり起きて、深夜のバラエティーを見てました」 今も家では、テレビッ子状態が続いている。 「家に帰ったら眠るまでつけっぱなし。集中していると音が聞こえなくなる。むしろテレビに集中しちゃう時は、台本に集中できてないんだなって。(集中力の基準の)リトマス試験紙といいますか」 休日は漫画も読む。蔵書は400冊以上。ところが大好きな漫画を読む際もテレビをつけている。 「台本や漫画を読んで集中している時に無音になる瞬間が一番幸せですね。電話にも絶対出たくない。『ワンピース』の新刊を読んでいる時に妹から電話があって。すごいゴメンって思いながら、読み終わった後に電話したら、もう遅いってブチッて切られました」 最近の趣味は子供の名前図鑑を読むこと。恋愛、結婚への憧れを飛ばし、小学生の時に買った男の子と女の子の名前図鑑をそれぞれ熟読している。 「すぐに変換できる名前にしてあげたい。子供にはいい画数をあげたいとか、自分の名前の恨みつらみを子供に(笑い)。男性のタイプは私がすごくワガママな人間なので、意見を優先してくれる人、仕事をやめる気はないので、特殊な仕事に理解がある人がいいです。今は、恋愛に興味はないです。離婚を経験された共演者の方の話を聞くと、結婚って何だろうと考えることがよくあって。でも子供は3人ほしいですね」 芸能界では現在、20代前後の若手実力派女優は豊作と言われている。 「(同世代を)意識はします。『問題のある-』で一緒だった高畑充希ちゃんや二階堂ふみちゃんはお芝居はもちろん、プラスαがある方たちなんです。生き残りじゃないですけど、プラスαの個性がないと厳しいのかな。番組宣伝でバラエティーに出るのは苦手という女優さんをよく耳にしますが、私はバラエティーが大好き。それが今の特性かなと思うんですけど」 親しみやすさなど漠然とした印象を口にするのが恥ずかしいほど、冷静に客観的に自分を把握している。 「顔は昭和顔だとよく言われます。石田ひかりさんや浅野温子さんの高校生ぐらいに似ているって。恐らくそれは安心感だと思います。性格は飽き性、適当、優柔不断と母から言われたりします。(モデルの)マギーさんから『ノミの心臓に毛が生えているね』と言っていただいた言葉が、一番しっくりきたんですけど。お芝居で演出家さんと何度話しても意思の疎通ができなかったりする時は、つぶれると思いますね」 目標は「女版・八嶋智人」。15歳の時から明確な夢を持つ。 「私は恵まれた体形でも顔立ちでもない。八嶋さんの女版、空いてるじゃんって。この役は八嶋さんしか考えられないなと思うような役柄ばかり。プラス、バラエティーにしても求められて頼られていて、あの場所にいらっしゃると思うんです。人として求められる俳優さんになりたい」 バラエティーとドラマや映画に垣根を感じることなく、自分の魅力を存分に発揮する。現在20歳。新しい個性を持つ女優として大きく羽ばたこうとしている。 ◆松岡茉優(まつおか・まゆ)1995年(平7)2月16日、東京都生まれ。08年からテレビ東京系「おはスタ」で本格デビュー。「愛のむき出し」「桐島、部活やめるってよ」などの話題映画に出演。映画は「ストレイヤーズ・クロニクル」が来月27日公開、「猫なんかよんでもこない。」が来年公開。連続ドラマは14年フジテレビ系「GTO」など。バラエティーは3月までフジテレビ「オサレもん」に出演。4月から同局系「正直女子さんぽ」に出演。160センチ。血液型B。 (2015年5月3日掲載「日曜日のヒロイン」より)