前倒しで倍率19倍に増 金沢市職員採用試験 大卒の一部
来年4月採用となる今年度の金沢市職員採用試験のうち、教養・専門試験がない大卒程度「一般区分B」と職務経験者の申し込み状況がまとまった。一般Bの事務は採用予定10人程度に対して194人の応募があり、倍率は19・4倍と前年度3・4倍を大きく上回った。市の担当者は「採用スケジュールの前倒しにより、民間志向が強い人でも公務員に関心を持つ人が多く申し込んだのでないか」と推測している。 一般区分Bの土木は3人程度に19人(倍率6・3倍)、職務経験者の事務は3人程度に73人(同24・3倍)が応募した。全体で計24人程度に304人の応募があり、倍率は12・7倍と前年度2・7倍より伸長した。 市は今回から、一般区分Bと職務経験者の申込期間を2カ月早めて3月1~22日とし、教養試験に全国の会場やオンラインで受検できるテストセンター方式を導入した。4月30日まで看護師と助産師の応募を受け付けており、5月には教養・専門試験がある大卒程度「一般区分A」の案内を公表する。