元経産省の才女に序盤から争いがデッドヒート 『バチェロレッテ・ジャパン』S3・1~4話
6月27日からPrime Videoで配信スタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3。前シーズンから約2年、成功を収めた1人の独身女性の運命のパートナーの座を巡り、性格もバックグラウンドも異なる複数の異性たちが競い合う婚活リアリティーショー、待望の新シーズンが開幕となった。 【写真】3代目バチェロレッテ・武井亜樹と15人の男たち ・「直感タイプ」の個性派バチェロレッテが作る空気感 3代目バチェロレッテとなった武井亜樹さんは、東大卒で元官僚と申し分ない経歴。学生時代に始めた空手は黒帯で、文武どちらの魅力も併せ持つ魅力的な女性だ。そんな武井さんの元に集まったのは、個性豊かな15人の男性たち。ヴィオラ奏者に科学者、インフルエンサー、おなじみの医者や実業家など、職業もそれぞれのイケメンとともに、バリ島での婚活サバイバルが始まる。 エピソード1は、恒例の「初対面大喜利」から始まり、カクテルパーティーを経て旅の継続者が決まる。15人の参加男性のうち、今回は初回で3人の男性とお別れすることになる。アピール出来ずに悔しい思いをすることがないよう、エピソード1ではパーティー会場が「戦場」と化すわけだが……今回はバチェロレッテの粋な計らいもあって、序盤から戦いが激化することになった。 なんと、初対面時に「緊張でロボットウォーク&問診」を披露した内科医・坂口隆志さんが、カクテルパーティーが始まる直前にファーストインプレッションローズを受け取ったのだ。バチェロレッテの直感でローズが1本減り、ざわつきを隠せない男性参加者たち。 その後は「亜樹さんの印象に残るしかない」といわんばかりにバチェロレッテに詰め寄る男性陣、最後はじゃんけんでトーク順を決定することに。実直な振る舞いのバチェロレッテに触発され、思わず自分らしさを欠いてしまったメンバーも多かったことだろう。 話しぶりを見るに、今回のバチェロレッテは聡明なだけでなく、異性を目の前にしても裏表がない。自分の意見や意思をしっかりと持ちながらも、ここぞというところでは押しても引いても折れない。インタビューでは「自身の直感を大切にしている」とも語っており、ともすれば初対面の時点で、お別れする人を決めていた可能性もある。 今回は初対面のマヌカハニーで失敗してしまった実業家・磯村彰吾さん、ダンスプレイがあまりバチェロレッテに刺さっていなかったボディアーティスト・大柳豆勇也さん、活躍の瞬間が少なかった歯科医・大西正嗣さんとお別れすることになった。 ・「私に合わせず自分らしく」を求めるバチェロレッテの思惑 しかしエピソード2に残ったからといって、安心はできない。今回は新たに「ホワイトローズ」という特別なバラが追加。これさえ受け取れば、その時点でのローズセレモニーは通過でき、さらにバチェロレッテが望んだタイミングで、男性がプロデュースしたツーショットデートに行くことができるというのだ。 グループデートが多くなりがちな序盤でこのローズを受け取ることができれば、バチェロレッテとの絆は間違いなく深まるだろう。ホワイトローズがいつもらえるか分からないとなれば、自ずとグループデートも緊張が走る。 全員参加のビーチバレーでは、12人の男性が「本気の戦い」を見せた。バチェロレッテの目に止まったのは、ヴィオラ奏者・飯野和英さんと、ヒューマンビートボクサー・山本一成さんだ。アーティストという文化的な一面とはギャップのある姿勢を評価された飯野さんと、全員を巻き込もうとするコミュニケーション力を評価された山本さん。 グループデート中心の現段階では、積極性も評価対象になっているのかもしれない。実際、ホワイトローズを勝ち取ったのは、バチェロレッテからの指名でツーショットトークしていた山本さんから、バチェロレッテを奪い取った元消防士・梅谷悠太郎さんだ。目的のためなら周囲との摩擦も気にしない彼は、バチェロレッテとは180度以上異なる人生を歩んできたように見える。ここまで評価されることに驚いた視聴者も多かったのではないだろうか。 ツーショットデートに呼ばれたのは、ファーストインプレッションローズを受け取った内科医・坂口隆志さんだけ。サプライズローズは一本も出なかったこともあり、カクテルパーティーは今回も男性たちからのアピールが止まらない展開に。中でも気になったのは、インフルエンサー・加藤眞大さんの「オレを本気にさせて欲しい」と発言と、獣医・小川哲郎さんの手紙朗読だ。 加藤さんはインタビューでも「自分自身がまだ亜樹さんに本気になれていない」と語り、結局2回目のカクテルパーティーでお別れすることになってしまう。しかし「情熱的すぎてリラックスできない」と評されていた小川さんは、心のこもった手紙を読んでバチェロレッテどころか、ライバルでもあるヴィオラ奏者・飯野さんの涙も誘い、2回目のローズセレモニーを通過したのだ。 脱落者はインフルエンサー・加藤眞大さんとパーソナルトレーナー・フラー ロバート礼さん、留学アンバサダーの水上卓也さんの3人だ。フラーさんと水上さんはともに「ありのままを引き出せなかった」という理由で脱落し、バチェロレッテが「ありのままで居心地の良さを感じられること」を強く重視していることが伝わった。 ・ツーショットデートが増える中盤、注目メンバーは? エピソード3では、ある一人の人物に急なスポットライトが当たることになった。物理化学者・櫛田創さんだ。序盤からバチェロレッテに「周囲に多いタイプで、友達枠」と語られていたのにも関わらず、いつの間にか「くっしー」とあだ名で呼ばれるほどの仲に。グループデートのペアアートでは、山本さんも持ち前のコミュ力でバチェロレッテの笑顔を引き出したが、自身とそっくりなアートを描いた櫛田さんがツーショットデートを勝ち取ったのだ。 ツーショットデートではバチェロレッテと会話の認識に齟齬があり、サプライズローズはなかったものの、インタビューシーンではバチェロレッテが「くっしーにアピールをしている」と明確に答えた。化学者という職業イメージからは想像のつかない明るさと少々天然な一面で、人間らしさがある櫛田さん。ファーストインプレッションローズを受け取った内科医・坂口さんとも人間性が似ており、バチェロレッテの異性の好みが垣間見えた瞬間でもあった。 櫛田さんは会話の齟齬をかなり気にしていたようだが、結局危なげなくローズをもらい、カクテルパーティーで「ジェットコースターの坂口」と自爆発言した坂口さんも、結局ローズを受け取った。聡明さはありながらも、どこか抜けていてリラックスできる……そんな男性であれば、完全無欠のバチェロレッテが、弱みを見せられる瞬間も訪れるのかもしれない。 エピソード3での脱落者は、実質的辞退を申し出たトレーニングジムマネージャー・セバスティアン クラビホさんと、人間らしい魅力が見えづらかった経営者・チェン ジャックさんとなり、この時点で男性参加者は7人に絞られた。 エピソード4は、櫛田さんや坂口さんとは人間性が違う梅谷さんとの「ホワイトローズデート」からスタート。肉食系な外見とは裏腹に、ピュアな恋愛観と実直に努力した人生を語る梅谷さんだが、ツーショットデートでも敬語を貫いていたのが気になった。しかし、イメージからはギャップのある心配りや人間観察力の高さでバチェロレッテの心を掴み、シーズン初のサプライズローズをゲット。今後どのように「男女の関係」を作っていくかが肝になりそうだ。 中盤に差し掛かり、ツーショットデートもどんどん増えていく。エピソード3から株が急上昇の櫛田さん、音楽に限らず、センスの良さやアンテナの高さでバチェロレッテの笑顔を引き出していく飯野さん。カクテルパーティーでも触れ合う時間が長く、終盤まで残る可能性が高そうだ。 しかしここで問題となるのが「立候補制の2on1デート」だ。エピソード4では話し合いに決着がつかないまま終わりを迎える。トラウマをさらけ出して、バチェロレッテとの仲を深めたいヒューマンビートボクサー・山本さん、ローズをもらっているにも関わらず、山本さんに物申す梅谷さん。なかなかデートに行く機会がない獣医・小川さんの心情も分からず、次回誰が2on1デートに行くことになるのかは読めない。 注目メンバー同士で2on1が行われれば、番狂わせな脱落者が出る可能性もある。間違いなく一つの山場を迎える来週の配信に、期待を寄せずにはいられない。
ミクニシオリ
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