健康、福祉の厚労大臣表彰伝達式 市内は1団体と2人【山陽小野田】
健康や福祉に関する厚生労働大臣表彰などの伝達式が23日、県庁で開かれた。山陽小野田市からは老人身障者奉仕グループどんぐりの会(麻野美智子会長)と朗読ボランティアグループおとづれの会会長の水田愛子さんがボランティア功労者、指定障害福祉サービス事業所のぞみ園の引藤正人さんが社会福祉功労者として厚労大臣表彰を受けた。 長年にわたり、地域福祉の推進やボランティア活動への功績が顕著な団体・個人をたたえるもの。県内からは薬物乱用防止功績者、援護事業功労者を含めて19人と6団体が伝達を受けた。 どんぐりの会は高齢者や障害者の福祉施設への支援活動を45年以上続け、水田さんは1982年のおとづれの会創設から市広報などの音訳活動に努めてきた。引藤さんは37年以上も同園の生活支援員を務めている。 麻野会長は「地域に密着した活動を続けてきた。今後は会員の若返りを図りながら、活動を継続させたい」、水田さんは「音訳を必要とする人たちを助けたいとの思いで活動してきた。グループの存在意義を改めて感じた」と喜びを語った。 伝達式では、県健康福祉部の國吉宏和部長が出席者一人一人に表彰状を手渡し「受賞を機に、県の健康福祉の充実に向けて引き続き協力を」と呼び掛けた。 他の地元関係の受賞者・団体は次の通り。(敬称略) ◇厚生労働大臣表彰▽社会福祉功労者=加藤節子(宇部市)山口市小郡地区民生委員児童委員協議会 ◇同感謝状▽ボランティア功労者=小郡点訳サークル・てんとう虫(山口市)▽薬物乱用防止功績者=中村芳男(山口市) ◇医薬局長感謝状▽薬物乱用防止功績者=福永俊明(山口市)