業界人が語る、“旧ジャニーズ”俳優「使いたい/使いたくない」8名。キムタク、松潤の“リアルな評価”とは
大人の品格と秘めた狂気に惹きこまれる稲垣吾郎
映画や配信ドラマを担当する映像ディレクターのB氏にも話を伺った。 「使いたいのは、元SMAPの稲垣吾郎さん。どこか影がありミステリアスな役どころは相変わらず素晴らしいものを持っていますし、近年はいわゆる“普通”の人間を多く演じていて、それが見事としか言いようがない。 映画『正欲』で演じた父親役では上品さとともに、普通の人が時折垣間見せる狂気をあまりにもリアルに表現されていました。主役はもちろん、脇役でも存在感を発揮してくれそうな稲垣さんはぜひ一度使ってみたい」 円熟味を増す元・国民的グループの一員・稲垣吾郎。現在は映画出演が多いが、テレビドラマで再び活躍する日も近そうだ。
目で喜怒哀楽を表現できるなにわ男子・道枝駿佑
さらに、B氏は若い女性に圧倒的な支持を得るメンバーにも太鼓判を押す。 「個人的に使いたいのは、関西ジャニーズJr.時代から演技経験が豊富な道枝駿佑(なにわ男子)さん。王子様のような甘いルックスを持っているだけでなく、演技も光るものがある。 『マイ・セカンド・アオハル』(TBS)や『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日)では、セリフこそまだたどたどしさはありましたが、表情の使い方や目で喜怒哀楽を訴えかける演技は“旧ジャニ俳優”の中でも唯一無二。何より努力家で研究熱心という評判も聞くので、一緒に仕事をしてみたい」 グループでも中心的存在の道枝駿佑だが、俳優業でもグループの先頭を走っていきそうだ。
キムタクブランドは崩壊寸前か
そんなB氏に、使いたくない俳優も聞いてみた。 「強いて言えば、元SMAPの木村拓哉さんになりますかね。かつての視聴率キングで、近年も『教場』シリーズ(フジ)、『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日)などのヒット作に出ていますが、50歳を超えた現在、“かっこいい”だけの演技だとどうしても役柄の幅が狭い。 できれば、中年男性の哀愁や苦悩を感じさせる演技をしてほしいと思っています。いつまでも“キムタクブランド”が通用するとは思えないので……」 日本を代表するスター俳優・木村拓哉も50歳を超えて岐路に立たされているようだ。