ロッテが元DeNA・ソト獲得 「中田翔に攻守で引け取らない」と高評価が
コンディションが整えば本塁打量産
日本で実績を積み重ねたことでメジャー球団から熱視線を受ける中、ソトは20年オフにDeNAと新たに3年契約を結ぶ。日本への愛着は強い。20年以降は本塁打数が25、21、17、14と減少し、34歳という年齢から衰えを指摘する声が聞かれるようになったが、他球団のスコアラーは違った見方を示す。 「たび重なる故障により状態が万全でなかったのが、本塁打を量産できなかった理由だと思います。飛距離は相変わらず飛ばすし、コンディションを整えればシーズン30本塁打はまだまだ打てる。一塁の守備もうまいですしね。同じパワーヒッターで一塁を守り、巨人から中日に移籍した中田翔に攻守で引けを取らない能力を持っている。ロッテは良い補強をしたと思います」 昨年のロッテは優勝争いを繰り広げたがシーズン終盤に力尽きた。強化ポイントが長距離打者だった。巨人から移籍1年目のグレゴリー・ポランコが26本塁打でタイトルを獲得したが、チームで2番目に本塁打を放ったのは山口航輝で14本塁打、3番目は中村奨吾で11本塁打と打線全体で迫力不足が否めなかった。ポランコの去就が気になるところだが、ソトは中軸で活躍が期待される。来日7年目の来季は熱狂的なロッテファンの声援を背に受け、来日1、2年目のような活躍を期待したい。 写真=BBM
週刊ベースボール