実家はいまだに「ボディーソープ」ではなく「石鹸」を使っています。母は「節約になる」と言いますが、本当でしょうか?
ボディーソープとせっけん、それぞれのメリット
ボディーソープは、ボトルから直接適量を出せるため、量の調節が簡単にできて使いやすく、固形せっけんと比べて雑菌の繁殖リスクも低いといえるでしょう。また、さまざまな香りのバリエーションがあり好みに合わせて選べること、泡立ちがよく少量でも全身を洗えることもボディーソープのメリットといえます。 固形せっけんはボディーソープと比較してコスト面で優れているほか、成分もシンプルであることが多く、肌が弱い人にとっても刺激が少ない可能性があります。そのほか、包装が最小限でプラスチック使用量が少ないため環境への負荷が少なく、体だけでなく手洗いや洗顔にも使用できる点もメリットです。
節約しながら使用する方法
ボディーソープは必要以上に使用しないよう、1回の使用量を守るように心がけましょう。量が多すぎると、洗い流すために水の使用量も増えてしまいます。また、ボディーソープは詰め替え用を購入することで、コストをおさえられます。 固形せっけんを長持ちさせ、雑菌の繁殖をおさえて清潔に使用するためには、水はけのよいせっけん置きを使用し、乾燥した状態を保つことが大切です。 せっけんを最後まで使いきるためには、小さく切り分けて使用したり、小さくなったら泡立てネットに入れたりするといった工夫をしましょう。泡立てネットは少量でも十分な泡を作るのに役立ちます。
せっけんの方がコスト面では優れている可能性がある。ボディーソープ派が節約するなら工夫が必要
ボディーソープとせっけん、どちらを選ぶかは個人の好みや生活スタイル、そして予算によって異なります。コスト面ではせっけんの方が優位であり、今回試算した結果では年間で最大1万円以上安くなる可能性があります。この金額は決して小さくありません。 一方、使いやすさや香り、保湿効果などを重視する場合は、ボディーソープの方が適していることもあるでしょう。 コストも大切ですが、使用感や環境への影響、自分の肌質などを総合的に考慮し、何を重視するのかを考え、選択する必要があります。 出典 経済産業省 「新しい生活様式」の定着が石けん類に与えた影響(コロナ禍の清潔に関する財の動向) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部