元日テレ宮崎宣子さん・40代で出産、大学院進学「体力アップ」の秘訣|VERY
力の抜きどころがわかるからできる
──現在は、経営者、アナウンサー、大学院生、妻、そして母という五足のわらじ状態! どうやってやりくりしているのでしょうか? いやいや、やりくりというか、全部を完璧にやっていないから、どうにか回っているんだと思います(笑)。この年になると、力の抜きどころがわかるとうか、あまり無理もできないので加減がわかるところもあるんです。大学院でも隅から隅まですべての科目を完璧に学んでいるわけではなくて、自分が学びたいものを厳選しています。家事も「ここまでやったら疲れそう。よし、今夜はデリバリーにしよう♪」とかちゃんと手抜きしてますし、ビジネスも頼める部分は外注にしたり。自分の状態をいつも俯瞰で見て、手一杯にならないように調整しています。
40歳からはじめたジム通いが「プラス思考」のきっかけに
──40代になってからも大学院生活や再婚、不妊治療に出産と、攻めの姿勢を感じますが、 体力や気力はどこから湧いているのでしょうか? 40歳の年にコロナ禍で時間ができたのを機に、今後の人生のために体力でもつけようかと、パーソナルジムに通い始めました。それまで筋トレとかやったことがなかったし、そもそも運動嫌いで。そんな超初心者だったのですが、トレーナーが励ましてくれるし、いろんな筋トレをちょこちょことカウントしながらこなすので、あっという間に1時間経ってしまうんですよ。「できっこない」と思っていたことをこなせた達成感が得られることで、どんどんマインドがプラス思考になっていったのが一番大きいですね。心身ともに前向きになりました。起業してすぐにコロナ禍になり、大量の在庫を抱えてビジネスも順調ではなかったんですが、「このタイミングで商品開発だ!」と元気いっぱいに新商品を作りまくっていました(笑)。
PROFILE 宮崎宣子(みやざき・のぶこ) フリーアナウンサー。1979年生まれ、宮崎県出身。2012年に日本テレビを退社後、フリーアナウンサーとして活躍。現在、早稲田大学大学院経営管理研究科に在学中。オーガニックハーブによるボディケアブランド「EMARA(エマラ)」代表として、経営者とハーバルセラピストの顔ももつ。 2021年に再婚し、昨年10月に第1子を出産。 撮影/秋山博紀 ヘア・メーク/高良まどか 取材・文/亀井ゆりこ