《相模原・暴走族26人検挙》不良少年たちの悪行がヤバすぎた…「若い子たちをボコボコにして金を巻き上げる」「団地やアパートからバイクを盗む」「地元民も困惑する遊び”バビロン鬼”とは」
地元に根付いた迷惑行為「バビロン鬼」
だが、昨年の暴走行為を今ごろになって警察が検挙したのはなぜか。それは、彼らが興じていた遊びである「バビロン鬼」に警察が激怒したからではないかと地元住民は推測する。 「『バビロン』とはヒップホップ界隈で使われる隠語で、権力を持った警察を意味するそうです。そのバビロンと鬼ごっこするから『バビロン鬼』と呼ばれています。スリルを味わうために、わざと110番して警察が駆けつけた瞬間にみんなで逃げてパトカーを煽る。騒音もすごいので本当に迷惑でしたし、いよいよ警察も我慢ならなくなったのでしょう」 前出の少年によると、今回の事件を受けて「ストリートエンジェル」と「鬼羅亜」は解散。それ以降は、暴走行為を行なっていた少年たちの姿も見かけることはなくなったという。事実、この日は金曜日ということもありバイクに乗る少年たちは多かったが、そこまで目立った暴走行為はなかった。 「ただし、相模原では中学生になるとバイクに憧れを持つヤンチャな子たちも多い。実際に今でも、高校生になったばかりの子たちが蛇行運転しているのを見かけますし、この流れは永遠にループしていきそうですよね。今後また別の暴走族が生まれるかもしれません」 今回の事件がその抑止になればいいのだが…。
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