バーディを先行させて滑り出したが、苦しい一日に

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目（20日）◇ザ・クラブ at カールトンウッズ(テキサス州)◇6889yd(パー72) 【画像】元世界ランク1位が引退「泣かないと決めていた」 首位と3打差からムービングデーを出発した勝みなみは、13ホールを終えたところで悪天候のためプレー中断となった。後半11番に3オン2パットのボギーを喫し、12番(パー3)では1mほどのパーパットがカップ淵をなめられて連続ボギー。13番(パー5)は6mほどの長い距離のパットを沈めてバーディ奪取と取り返したところだった。

13番は6mを沈めた

前半は4番(パー5)でバーディを先行するも、内容的には苦しい状況。バーディを奪った後の5番、ティショットをフェアウェイバンカーに入れると2打目はグリーン左横のバンカーに着弾。砂地から絶妙なショットでパーセーブを決めるも、次の6番でも3打目でバンカーにいれ、7番(パー3)ではティショットがショートサイドの左バンカーへ。さらに、8番でもティショットが右側のフェアウェイバンカー…。いずれもパーでしのいできた。

乱れるショットも、粘りのプレーで耐えていた

「結構ピンポジも難しいところに切ってあったのもあるけど、ティショットが結構荒れていてバーディチャンスを作ることができなかった」。パーオン率は61％（8／13）。開幕初日から不安視していたショットがスコアメークを左右した。「ショットが安定しなくてバンカーに入ることが多かった。でも、バンカーショットは調子良くて。サンドセーブして、結構粘っての一日だった」

残り23ホール

あす最終日は午前7時から競技を再開し、勝は第3ラウンド未消化分となる残り5ホールを終えた後に最終ラウンドに臨む。12ホールを終えた時点で11アンダーにつけるアタヤ・ティティクル(タイ)が最上位につける。「きょうはあまり良くなかったけど、あしたは違う一日になることを願って。18ホール以上あるので、自分がいくつ伸ばせるのかを楽しみながら頑張りたい」と意気込んだ。（テキサス州ザ・ウッドランズ／石井操）