商戦異常あり!?今年は“激戦区”北海道!売れ行き5倍 最新エアコン事情を長岡如龍記者が追う
高齢者は暑さに気づかない…熱中症に注意!
熱中症に詳しい専門家は、特に高齢者は注意が必要だと指摘します。 (帝京大学医学部附属病院 三宅康史教授)「高齢になると暑い方が居心地がいい、寒がりになるんですよね。ですから暑くても気がつかない」 高齢者は基礎代謝が低下するため、暑さを感じにくくなるといいます。
(松原智津子さん)「温度計も湿度計も全部。毎日管理しています」 そのため、松原さんは部屋の温度や湿度を必ずチェックしています。 (松原智津子さん)「(目安は)夏になったらやっぱりね25度ぐらい。それ過ぎたらね、きょうは暑い日かしらって思っている。(部屋に)いられないときはすぐデパートとか、冷房の効いている地下街を散歩しています」
夏を乗り切る“クーリングシェルター”
猛暑が続く中、札幌市はこの夏から、図書館や区民センター、スーパーなどエアコンがある100か所の施設を「クーリングシェルター」=暑さを避ける避難所に指定。 真夏日となったこの日も、家族連れなどが涼を求め図書館を訪れていました。
(図書館の利用者)「裏の公園で遊んでいたら、子どもが熱中症になりかけたので避難した」 (図書館の利用者)「(子どもが)外に行きたいと言うので涼しいところにという感じ」
専門家も熱中症を予防するために、暑い時間帯のクーリングシェルターの利用と高齢者のケアが重要と訴えます。 (帝京大学医学部附属病院 三宅康史教授)「熱中症予防、本来はエアコンが特効薬なんですけれども、温度計とか湿度計をちゃんと置いて、感覚じゃなくて28度を超えてきたら体を冷やそう、冷えた水分をちょっと飲んでおこうという風に自覚することも必要ですし、高齢者を暑さから守るというのは非常に重要なことになります」
2024年の夏も厳しい猛暑となっている北海道。 暑さを乗り切るために、エアコンの有効活用と適切な体調管理が求められます。