「結局日本が強すぎた」トルシエ・チルドレンが大善戦に手応え!一方で守護神はHT直前の選択を猛省「蹴らなければ…」【アジア杯】
「2-3は負けるにしては良いスコアだった」
[アジア杯GS第1節]日本 4-2 ベトナム/1月14日/アルトゥマーマ・スタジアム 【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手&監督の採点・寸評。4発勝利も6人に5点台の厳しい評価。MOMは2G1Aの8番 トルシエ・チルドレンは、確かな手応えを感じているようだ。 かつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ監督が指揮を執るベトナム代表は、2大会連続3回目の出場を果たしたアジアカップの初戦で、森保ジャパンと対戦。敗れはしたものの、一時逆転に成功するなどし、アジア最上位で優勝候補筆頭とも称される難敵を大いに苦しめた。 ベトナムメディア『VnExpress』によれば、キャプテンマークを巻いてフル出場したドオ ・フン・ズンが試合後にインタビューに対応。「日本との戦いに向けて、自分たちの戦術を駆使し、入念な準備をした」と明かしたうえで、前向きにこう語った。 「結果は期待通りではなかったとはいえ、チームは良いプレーもできた。(終盤に失点するまで保った)2-3は負けるにしては良いスコアだと思っていたんだけど、結局のところ、相手が強すぎたね。最終的なスコアは納得のいくものではないが、受け入れるしかない」 一方で、チェコ代表招集歴もある守護神グエン・フィリップは、「4失点してしまったので反省点はたくさんあるが、特に日本の3点目に繋がった場面が悔しい」と口に。南野拓実に2点目を許し、バタつくなかで中村敬斗に奪われた3点目を猛省した。 「もっと長くボールをキープして、チームメイトに休む時間を与えるべきだった。ボールを蹴り込む選択は性急だったかもしれない。このプレーがなければ、前半は引き分けで終わっていた可能性があるし、日本はより緊張感を高めていただろう」 それでも格上相手の善戦には、自信を深めた様子だ。 「敗戦は非常に残念だけど、アジアトップクラスの相手に対して良いプレーをしたことを本当に誇りに思う。一時はリードを奪ったが、残念ながら守りきれなかった。結果はどうであれ、チームメイトを誇りに思うよ」 要職を歴任したベトナムサッカー界の重鎮ズオン・ブー・ラム氏は、試合前に「日本に負けても、国内のファンは驚かないだろう。ただ、大敗はしないでほしい。選手たちが精神的に落ち込んだり、チームのイメージ的に不利になることは避けたい」と願っていたが、そのミッションは十分達成できたはずだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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