【唇の皮むけをなくす方法】医師が教える「やるべき対策3選」
保湿が大事というのはわかっていても、肌に比べるとなんとなくケアがおざなりになりがちな唇。皮むけが慢性化しちゃっている人も多いのでは?そこで今回は、皮むけした時の対処法を教えてもらいました! 〈画像で見る〉唇の皮むけケアにおすすめ!「リップクリーム10選」
教えてくれたのは……慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック院長・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。
「皮がむけた!」そんなときの正しい対処法は?
まず前提として、めくれた皮をさらにむいてはいけません。傷が深くなり、血が出てしまいます。まずはリップクリームで保護だけして、数日たっても改善しないようなら皮膚科に相談しましょう。皮むけぐらいであれば、リップクリームは医薬品でなくてもOK。ただ、もともと脆弱なバリア機能がさらに弱まっているので、製薬会社や敏感肌用ブランドなど、やさしい処方のものでケアするのがおすすめ。チューブタイプならテクスチャーが柔らかいものが多く、摩擦による刺激も減らすことができます。また、個人的にはリップスクラブやピーリングは必要ないかなというのが正直なところ。唇はターンオーバーが非常に早いので、無理やりこすり落とさなくても、自然と剥がれ落ちていきます。
【唇の皮むけ予防法】とにかくこまめな保湿! 縦塗りすればさらに効果UP
皮むけ予防には、リップクリームをこまめに塗るのが第一。塗る回数は多ければ多いほど良く、一日7回以上は塗ってほしいですね。ターンオーバーが早いので結果も出やすく、1~2週間でぷるぷるになりますよ。塗り方も大切で、口を『いー』と横に広げ、リップクリームを縦に動かしながらゆっくり溶かすように塗るのがコツ。シワや隙間に、うるおい&成分をきちんと入れ込みましょう。
リップクリームはガード系と浸透系の2種揃えがベスト
リップケアコスメは、唇を覆って刺激を弾いてくれるワセリンなどが主体のタイプと、保湿成分が配合されていて角層に浸透していく美容液タイプと、大きく2つに分けられます。ワセリン系は、うるおいを与えるというよりガードするのがメインなので、食事や唾液など外敵刺激から守る目的ではベスト。保湿効果が目的でどちらか一つを選ぶ場合は美容液タイプが◎。可能であれば、美容液タイプを塗ってからワセリン系でラッピングすれば、ばっちりです。唇が荒れやすい人は、敏感肌用や製薬会社など、自分が信頼しているブランドから選んでみて。
食前の保護&食後のふきとりをルーティンに
食べる前に口紅をオフする人もいるかもしれませんが、唇を守るためには落とさずにそのままの状態で食べましょう。口紅やリップクリームがのっていることで食品が素の唇に触れるのを防ぎ、刺激を弾きやすくなります。食前に、あえてリップクリームを塗るぐらいでいいと思います。また、食後に唇をふくことも大事。刺激物はもちろんですが、それ以外にも唇に汚れが残っている状態はよくありません。できれば濡れたものでやさしくふき取ってから、リップクリームで保湿を。 写真協力/ShutterStock 取材・文/橋場鈴里 Edited by 西村 美名子
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