まるで無限に「着回せるワードローブの組み立て方」アウター１枚、トップス２枚、スカート２枚。計５枚をどう選ぶ？【フェミニンなスカート派】
以前公開されて大人気だった記事『「服5枚でも9通り以上着回せる」少ない服でおしゃれを楽しむワードローブの揃え方』が春バージョンになってカムバック! 今回は「フェミニンなスカート派」におすすめの5枚をスタイリスト渡辺智佳さんに教わります。スカート2枚の選び方、全体の色バランス、春らしいきれい色の取り入れ方など、少ない服で何通りにも着回すための洋服選びの極意が詰まっています。 【写真で解説】この5枚のアイテムをどうやって着回す?コーディネート実例を紹介!
着回すアイテム(1) 薄手のブルゾン
「オフホワイトの色味と素材感のおかげで、カジュアルになりすぎず、カーディガン感覚で使え、さらには着こなしの鮮度も上げてくれる羽織りもの。正面と袖はややツヤのある素材、背中部分はスウェットのような素材です。きれいめにもカジュアルにも転用しやすいのが選んだ理由」
着回すアイテム(2) ミントカラーのカーディガン
「差し色用にセレクトしたミント色のカーディガン。今回はフェミニンスタイルをつくるワードローブづくりなので、くるみボタンのエレガントなデザインにしました。 ちなみに、フェミニン派の差し色というと、ピンクを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、大人世代がうまく着こなすのは意外と難しい色だと思っています。寒色系で使いやすく、いろんな色にも合わせやすいミントが便利です」
着回すアイテム(3) クリーム色のプルオーバーブラウス
「シャツ素材のプルオーバーブラウス。クリーム色は春らしいし、オフホワイトの延長で使えるので、コーディネートの配色にもあまり悩みません。裾をボトムにインしてもアウトしても着られるよう、長すぎない丈を選んでいるのもポイントです」
着回すアイテム(4) クリーム色のニットプリーツスカート
「先に紹介したプルオーバーブラウスと一緒に着るとワンピースのように使えると思い、同じ色味のスカートを加えました。スカートはニット素材なので、ブラウスとは異素材です。ワイドピッチのプリーツスカートなら、ニットでも体のラインを拾いづらく、またニットの重さで広がりすぎないので、大人っぽい雰囲気で着こなしやすいアイテム」
着回すアイテム(5) 黒のリネンマキシスカート
「もう1枚スカートを取り入れるなら、着丈も色も素材も異なるタイプに。こちらは黒のリネン素材のマキシスカートです。シアー感のあるリネンだから、黒でも重くならず、着こなしをリッチに格上げしてくれます。今回選んだワードローブの中では、唯一の濃色。すべてを淡い色でまとめてしまうと、着回してもコーディネートの印象が変わりにくいので、変化をつけるのに役立ちます」 撮影/目黒智子 スタイリスト/渡辺智佳 ヘア＆メイク/久保フユミ（ROI） モデル/目黒真希 撮影協力/八木千晶 構成・文/高橋香奈子
渡辺 智佳
