7選手で15得点 都立駒場が6地区準決勝へ
2023年度令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)が18日、都内各地で行われ、第6地区3回戦は目黒学院とシードの都立駒場が対戦した。 【フォトギャラリー】都立駒場 vs 目黒学院 試合は自力に勝る都立駒場が試合を圧倒。4分、左サイドのクロスからFW9西尾優希(2年)の得点を口火に5分、MF10大塚克(2年)、23分に再びFW西尾、31分FW19渕上頼(2年)が決め、前半だけで4得点。 後半、運動量が落ちた目黒学院に対し、都立駒場は個人技、連係、カウンターと嵩にかかった攻撃で11得点をあげ、都立駒場が15-0で完勝した。 7選手で15得点あげるなか、チーム最多5得点をあげたのがMF11船山心(2年)。左サイドで先発したMF11船山は小気味よく、突破力のあるドリブルから4、9、11分の7分間でハットトリック。終盤30、38分にも追加点をあげる一方、アシストでも貢献した。 また後半開始から入ったFW20宇津野達哉(2年)は19、40、40+2分とハットトリック。ゴール前の混戦から決めきるなど、得点への執着が感じられるプレーを見せた。 新人戦初戦の都立駒場。試合前のミーティングで松本匡央監督は「ミスがあっても仲間がカバーするからミスを恐れない。このチームにはスーパーな選手はいない。だから助け合ってカバーしあおう。そして攻撃では思いきってやろう」と選手に伝え、ゲームに送り出したが、文字通り、相互補完、そして思い切りのよさが発揮された試合となった。 観客スタンドに掲げられた都立駒場のモットー。「はしれ!せれ!ねばれ!」の横断幕が冬空に映えていた。 (文・写真=佐藤亮太)