古書店が25店舗集合。「四天王寺秋の大古本祭り」12日まで開催
大阪市天王寺区の四天王寺で、恒例の「四天王寺秋の大古本祭り」が10日始まり、古書ファンらでにぎわっている。会期は当初、15日までの6日間の予定だったが、台風19号の接近に伴い、12日までの3日間に短縮された。 主催は古書店有志が集まる関西古書研究会で、出店した古書店は25店舗。境内にテントを並べて、持ち込んだ古書や古地図、絵はがきなどを展示即売。これまで大規模な100円均一コーナーが人気だったが、今回は各店が工夫して均一コーナーや絵本・児童書コーナーを設ける展示に切り替えた。 ニュースでよく見るヘクトパスカルって何?
本は心のスクリーンを広げてくれる
同研究会の会長を務める大仙堂書店店主の菅哲夫さんは「本は心のスクリーンを広げてくれる。とくに幼い子どもたちに絵本を読み聞かせると、大人にも大切な創造力や感受性を磨いてくれます」と、読書の習慣や読み聞かせ体験の重要性を強調する。 4歳の女児を連れて絵本を探していた母親は毎晩、寝る前に絵本を読み聞かせているという。「娘が選んだ絵本を読み聞かせると、安心して眠ってくれます」と母親が話すと、同行していたママ友が「絵本の力でしょうか、娘さんは人の気持ちが分かるやさしい女の子に育っていますよ」と付け加えた。 入場無料、開催時間は午前10時から午後5時まで(12日は午後4時まで)。雨天の場合は中止。問い合わせは大仙堂書店(072・994・8852)まで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)