群馬県の9月有効求人倍率 前月から横ばいの1.32倍
群馬県内の9月の有効求人倍率は、前の月と同じ1.32倍でした。新規求人が16カ月ぶりに増加に転じましたが求職者数も増えました。 群馬労働局によりますと、求職者1人に対して何人の求人があるかを示す9月の有効求人倍率は1.32倍で前の月から横ばいとなりました。 新規求人数は、前の年の同じ月と比べて1.3%増の1万2753人で16カ月ぶりに増加に転じました。 一方新規求職者数は2.7%増の5685人で、こちらも2カ月ぶりに増加しました。 新規求人数を8つの産業別にみると、卸売・小売業と宿泊・飲食サービスそれにサービス業が増加しました。 このうち卸売・小売業は、スーパーの新規出店などがあったことから、前年比で13.6%増と3カ月ぶりに増加しました。 一方、製造業は物価高の影響から受注の落ち込みなどが見込まれ、8.9%減と2カ月ぶりに減少に転じました。 群馬労働局は「持ち直しの動きに足踏みが見られる。物価上昇が雇用に与える影響に十分注意していく必要がある」としています。