【スパーキングレディーC】〝南関東の女王〟スピーディキックがJRA勢撃破へ 御神本のエスコートがカギ握る
[JpnⅢスパーキングレディーカップ=2024年7月3日(水曜)、川崎競馬場・3歳上牝、ダート1600メートル] スピーディキック(牝5・浦和=藤原智行厩舎) 父タイセイレジェンド 母デザートフラワー 母の父サイレントディール これまで南関東を中心に数々の重賞を勝ってきた南関東の女王。道営在籍の2歳時にJpnⅢエーデルワイス賞をV。浦和の藤原智厩舎に移籍後は、東京2歳優駿牝馬→桜花賞→東京プリンセス賞とSⅠで3連勝。南関東牝馬2冠を達成し、JpnⅡ関東オークスでも3着と健闘した。その後は南関東重賞で4勝挙げているが、ダートグレード(DG)にはまだ手が届いていない。渇望され続けている2歳時以来のDG競走制覇をつかみ取る。 昨年の当レースではフェブラリーS→かしわ記念で連続6着とGⅠ級レースで健闘したこともあり、1番人気の支持に。中団後方から上がり最速の脚で猛追するも惜しくもアタマ差2着に惜敗した。昨年とは臨戦過程が違うため、マークが薄くなれば自分の競馬もよりしやすくなってくるはず。今年は先行勢が揃っており、重賞らしく締まったペースになりそう。とはいえ、ポジションが後ろ過ぎると昨年より頭数が3頭多い12頭立てなのでさばき遅れる可能性も十分。前半の位置取りはこれまで以上に大事になってくるだろう。主戦・御神本のエスコートも好走へのカギとなる。マイルは4勝挙げるベスト距離。DG競走2勝目へーー。南関東の女王がJRA勢に再び真っ向勝負を挑む。
東スポ競馬編集部