『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』は現代的なTPSに近い新たな三人称視点モードが追加される
『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』は現代的なTPSに近い新たな三人称視点モードが追加される
『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』のリメイク作として開発中の『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』には、2つのモード(視点)が搭載されていることが明らかになった。 「METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER」画像・動画ギャラリー 公式動画シリーズに出演したデヴィッド・ヘイター(海外版のスネークの声優)は、本作ではオリジナル版に近い俯瞰を中心にした視点「レガシースタイル」と現代的なシューターに近い三人称視点「ニュースタイル」のどちらかを選択できると語った。 俯瞰視点は、引き気味のカメラで相対的に見通しがよいのが特徴と言えるだろう。カバーをした際はカメラが寄るようになっている。一方の三人称視点は、カメラがキャラクターを追従していく臨場感を重視したものと言えそうだ。攻略などにもある程度影響しそうではあるが、本作はオリジナル版の再現に重きを置いているため、レガシースタイルにあわせたマップ設計となっていることは留意する必要があるかもしれない。 本作の岡村憲明プロデューサーも動画に出演し、ヘイターからの質問に応じる形で『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』や『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』の制作経緯について語った。長きにわたって展開されてきた「METAL GEAR」シリーズはある意味でゲームの歴史そのもので、ドット絵のタイトルはドット絵のままに、3Dの荒いグラフィックのタイトルはそのグラフィックのままリリースするべきだと考えたという。 オリジナル版そのままのコンセプトは『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1』で実現したが、その一方で「METAL GEAR」シリーズのオリジナル版を知らない世代向けへのタイトルも必要だと感じたようだ。岡村によると、初めて「METAL GEAR」に触れるタイトルとして最適なのが『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』らしい。ストーリーやキャラクターボイスなどのオリジナル版のスタッフによるクリエイティビティを変えないようにしつつ、グラフィックや操作性を最新のゲームの水準まで高めていく。それが『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』のコンセプトだ。 岡村は動画の最後で、新開発チームが「この先の『METAL GEAR』を託すにふさわしいチームになるかどうかをファンのみなさまから厳しい目で見定めていただきたい」とコメント。これまで今後のシリーズ展開についてははっきりとしたことは示されていないが、本作の評価次第で『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』を手がけるVirtuosが以降もシリーズに関わっていくことを示唆する発言となった。 『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』は、PS5/Xbox Series X|S/PC向けタイトルとして開発中だ。
片岡龍一
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