手術支援ロボット「ダヴィンチ」を新型に更新 富山県の砺波総合病院
富山県砺波市の砺波総合病院は26日、内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチSi」を新型の「ダヴィンチXi」に更新し、運用を開始したと発表した。 Siの修理サポートが年内で終了するため導入した。価格は3億4100万円。ロボットアームの構造が改良され、患者の体への負担をより少なくすることができる。従来は手術中に患者の姿勢を変えることは基本的にできなかったが、Xiで導入された手術台連動機能で体位変更が可能になり、操作の安全性が増し、手術時間も短縮できるという。 主に直腸がん、結腸がん、前立腺がん、腎がん、ぼうこうがんなどの手術で用い、年間に外科で50件、泌尿器科で80件の利用を見込む。吉田貢一外科部長は「これまで蓄積したノウハウをXiで応用、発展させ、安全で確実な手術につなげたい」、一松啓介泌尿器科主任部長は「機能の充実でより患者の体への負担が少ない治療が提供できるようになる」としている。