自民、党本部で議員教育へ 遠藤氏「派閥の代わり」
自民党の人材養成組織「中央政治大学院」の学院長を務める遠藤利明前総務会長は20日、中堅・若手向けの議員教育を3月から始めると表明した。派閥の解散方針決定が相次ぐ中、党本部主導で政策講義を定例開催し、派閥が従来担ってきたと言われる議員育成機能を代替する。岸田文雄首相に官邸で報告した後、記者団に「派閥に代わって勉強する場になればいい」と期待感を示した。 中央政治大学院は党員研修や新人候補発掘を目的とする組織。党員以外にも社会人、大学生向けにセミナーやインターンシップなどの活動を展開してきた。これを拡充し現職議員を対象とする。