世界限定600台・日本正規導入50台の超レア車が35万円 !? 走行10万km超の中古イタリア車は大丈夫?【フィアット500PINK!オーナーレポート vol.1】
2023年7月にアシ車として4年間愛用したジャガーSタイプを手放し、代わりに購入したのがフィアット500 PINK!だ。スペシャルカラーのローザ・ローザでペイントされたこのクルマは、世界限定600台、日本正規導入50台という希少な限定モデルである。激安で買ったチンクェチェントとの生活や如何に? 今回は購入に至る経緯を紹介することにしよう。 【画像】10万km35万円のフィアット500はピンクの限定車!
買い替えるのは燃費の良いコンパクトカー?
2023年7月、4年間連れ添ったジャガーSタイプを手放した。Sタイプは2019年に15年落ちの中古を乗り出し45万円で買ったクルマだった。筆者にとっては初めての英国車で、フォード資本時代のジャガーということで世間の評価は芳しくはないが、実際に所有してみると運転が楽しく、乗り心地が良く快適で、おまけに故障が少ないことから大変気に入っていた。 しかし、街乗りでの燃費は6~7km/Lと、昨今のガソリン価格高騰の中でアシに乗るには経済的な負担が大きいことが頭痛の種となっていた。高速では11km/L以上と燃料消費量はだいぶ抑えられる。ひと昔前の3.0L V型6気筒エンジン搭載セダンと考えれば決して悪い数値ではないのだが、高速を使っての長距離移動の機会はそうそうなく、使用用途の7割くらいが首都高と一般道。ガソリンばかりではなく物価全体が上昇しているのに、収入は前と同じかむしろ悪くなっているので、ジャガーを伴侶とする生活がちょっと辛くなってきていたのだ。 2度目の車検も近づいた昨年春頃、それまで故障らしい故障のなかったジャガーだったが、何の前触れもなくいきなりエアコンが不調になった。当初は修理して乗ることも考えたのだが、修理に結構な費用が掛かりそうなことから断念して買い換えることにした。 買い替えに当たっての条件は、 (1)予算はコミコミ50万円以下 (2)排気量は2Lまで (3)ハイブリットカー以外のガソリン車かディーゼル車 という3点だった。 (1)の条件については単純な話でカネがないから。貧乏ライターがアシ車に支払える金額はこれでいっぱいいっぱいだ。 (2)の条件については燃費に加えて5万8600円(13年超なので15%の重税)という毎年の自動車車税が重荷に感じていたからだ。ただ、カノジョに買い替えのところを伝えたところ、「アシに乗るならリッターカークラスで良くない?」と言われたので、この条件はのちにもう少し厳しくなって1.5L以下となった。 (3)の条件については完全に筆者の好みの問題。仕事ではどんなクルマでも選り好みせずに乗るが、プライベートでの筆者は内燃機関至上主義者。ハイブリットカーなど買うはずがないのである。
【関連記事】
- レトロでキュートなフォルムが人気のロングセラー「フィアット・チンクエチェント」【最新コンパクトカー 車種別解説 FIAT 500】
- やっぱりカワイイ! フィアット500の1.2Lモデルが装備内容向上 & 3万円の値下げ!
- ベスパなのにバイクじゃない!? イタリアブランドなのにフランス製!? ベスパ400をご存知ですか?【ホンダコレクションホールで見つけた珍しいクルマ】
- ミニカーも大好き! ドラゴン山崎の『第61回全日本模型ホビーショー』マニアックレポート・2! やはりトミカとKyoshoは外せない! 注目はフィアット500
- 不変のカワイらしさが多くのファンを虜に「フィアット・チンクエチェント」【最新コンパクトカー 車種別解説】