ワールド王座初防衛に成功したＳａｒｅｅｅ

　女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王者Sareee（28）が、自称〝女子プロ界の人間国宝〟こと高橋奈七永（45）に怒りの猛反論だ。 　24日の後楽園大会では大怪獣・ボジラと激闘を繰り広げ、大流血の末に〝猪木殺法〟でギブアップ勝ちを奪った。初防衛に成功すると、高橋に挑戦を表明され受諾。V2戦での激突が決定的になった。 　試合後、取材に応じたSareeeは「イスで殴られて頭切れちゃって。最後の方は意識がもうろうとしてたんですけど、絶対に負けられなかったので意地で勝ちました。こんな血だらけになったのは、6年前にアジャコングにハードコアでボコボコにされて以来です」と激闘を振り返った。 　王者としての威厳を守ったが、防衛ロードは始まったばかり。「ボジラっていうライバルが新たにできた。まだまだベルトを防衛して、マリーゴールドのチャンピオンとして、私がど真ん中なんだっていうのを証明していく気持ちが強まりました」と力強く語った。 　また、試合後に現れた高橋については「奈七永の強さは私が誰よりも知ってるし、絶対に超えなきゃいけない人。ボコボコにしてやりますよ」と言い、不敵な笑みを浮かべる。 　先のシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」では、分時間切れドローで決着がつかなかった。しかも本紙の記事で高橋からは「向こうから（挑戦を）お願いされてもおかしくない。頭下げに来いという感じですよ」「下にいばっているのはかっこ悪い」と批判されたばかりだ。 　この記事を見たSareeeは怒りを覚えたという。「私に言った言葉、そっくりそのままお前に返してやる。だいたい、奈七永がマリーゴールドにいて後輩たちに何を教えられてんの？　私が教えてんだろって。それを嫉妬してんのかなって思いましたね。やっぱり奈七永は自分のことしか考えてない」と、せきを切ったように人間国宝への不満を爆発させた。 　さらにマリーゴールド入団時に高橋が口にした、「引退を見据えてマリーゴールドに来た」という発言も気に入らない。「引退を見据えてるとか言ってる時点で、レスラーとしてどうなのかなって思いますよ。そんなヤツに負けるわけないので、私はしっかり防衛して次につなげるだけです」。太陽神が怨敵に立ち向かう。