台本がコンセプトのカフェバー「下北現像所」12月1日に開業、ライブラリーも設置
MotionGalleryが東京・下北沢に映画にまつわる新しい体験を提供する“台本カフェバー”の「下北現像所」をオープン。「映画の日」である12月1日に下北沢のボーナストラックにて開業する。 【画像】「下北現像所」ロゴ 下北沢ではすでにミニシアター「K2」の運営に携わるMotionGallery。「下北現像所」では映画制作の起点にもなる「台本」に焦点を当て、新作・旧作にかかわらず、さまざまな作品の台本をアーカイブするライブラリーを設置する。台本から映画を“DIGる”楽しさ、映画鑑賞後に台本を読む体験を提供するという。また原作なしのオリジナル作品の制作ハードルが上がっている現状を受け、作品を脚本段階で公開し、脚本から人気に火をつけるような挑戦も行う。 映画をテーマにしたカフェバーとして、全国から厳選されたクラフトコーラとこだわりのカヌレを提供。K2やMotionGalleryのネットワークをベースにイベントも多数企画していく。12月1日からは「SUPER HAPPY FOREVER」のロングランを記念し、監督・五十嵐耕平の特集展示を開催。さらに今後は8mmフィルムの現像サービスやカメラ・フィルムの販売も実施予定。新しいフィルムコミュニティを作ることを目指し、8mmフィルムのワークショップなども開催する。 パートナーには、フィルム関連で映画レーベルのNOTHING NEW、フード分野で六歩、内装設計とカヌレを担うanova design、クラフトコーラを手がけるクラフトコーラアワー、デザインを担当したKAAKA(加藤亮介+加藤千洋)が名を連ねた。12月8日にはクラフトコーラアワーとコラボしたオープニングイベントを開催予定だ。 ■ 下北現像所 2024年12月1日(日)グランドオープン 住所:東京都世田谷区代田2-36-13 BONUS TRACK 営業時間:12:00~22:00(月曜定休) 運営:MotionGallery ■ 大高健志(MotionGallery代表)コメント 映画が身近にあることで、日々がちょっと豊かになることが実感できる。そんな場所をつくりたい。 「下北現像所」は、そんな想いでオープンした、(超)マイクロ・コンプレックスです。シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」が誕生し、ますます映画/演劇文化が広がる下北沢で、 Cinema (Script-Library, 8mm), Craft Cola, Canelé を起点に、8mmフィルムなど制作に纏わるワークショップから、鑑賞作品について台本を読みつつ語り合うイベント、映画時間を豊かにするフード・ドリンクを楽しむ時間まで、映画を「つくる」「楽しむ」「味わう」新しい小さな体験を“現像”していきます。またそこで生まれ、広がる新しい文化的な交流は、K2開館時に掲げた「文化の共有地」というビジョンの実現にまた一つ近づくのではないかと期待しています。