カンテレ・大多亮取締役社長が就任あいさつ「カンテレには伸びしろしかない」
関西テレビ(カンテレ)が19日、株主総会を開催。引き続き行われた取締役会で、福井澄郎代表取締役会長、大多亮代表取締役社長の就任が発表され、会見を行った。 大多社長は東京・フジテレビでドラマ「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」などヒットドラマを制作。今回初めて大阪・カンテレへの転勤となり「日本で一番イノベーティブなテレビ局になりたい。やるべきことをしっかりやっていけば、カンテレは伸びしろしかない」と力強くあいさつした。この日、初めてカンテレ社屋に足を踏み入れ「新しいことをやりたいという、ビジネスに対するいい意味での積極性っていうのは、すごく話していて感じる」と好感触。得意のドラマ制作の現場については「嫌がられるでしょうね。私がいろいろ現場に言うとね。だから今ドラマに何か口を出すつもりは毛頭ないです」と言い切った。 視聴率首位奪還とともに、インターネット事業や、AIコンテンツをいかに使い倒すかについても「テレビ局で驚かせる企画を生み出せる」ときっぱり。コンプライアンスなど厳しくなっている現在を認識しつつも「その時代のコンプライアンスにあった、ヒット番組を作る腕前。これがテレビ屋に求められるものだと思う」と話した。 「STARTO ENTERTAINMENT」社のタレント起用については、スマイルアップ社(旧ジャニーズ事務所)の補償のスピードアップを要求。「その状況を見ながら起用していきたい」とした。
報知新聞社