ポール・マッカートニー、メキシコのフェスでジャック・ホワイト&セイント・ヴィンセントと共演
ポール・マッカートニーが、ラテン・アメリカのミュージック・フェスティバルでの初ステージで素晴らしい瞬間を演出した。コンサート・プロモーターのOcesaによると、現地時間2024年11月17日、ポールはメキシコの【Festival Corona Capital】のメイン・ステージにセイント・ヴィンセントとジャック・ホワイトを招き、「The End」の熟練したパフォーマンスで約82,000人の観客を魅了した。 このメキシコでのパフォーマンスは、彼の【Got Back Tour】のラテン・アメリカ日程を締めくくるものだった。彼は地元のスラングを使いながら、「“メキシコの皆さん、こんにちは!調子はどう?”今夜はスペイン語を少し話してみようと思います。またここに来られて最高です」と、興奮した観客に挨拶した。メイン・ステージの周りには親子連れが集まり、その中にはザ・ビートルズの1967年のアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の象徴的なジャケットを模したカラフルな衣装を身にまとった人たちもいた。 ポールは、ザ・ビートルズの名曲からソロのヒット曲まで、長いキャリアを網羅したレパートリーを披露した。セットリストには「A Hard Day’s Night」、「Letting Go」、「Got to Get You Into My Life」、「Come On to Me」、「Let Me Roll It」、「Let ‘Em In」、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」、「Band On The Run」、「Let It Be」などの楽曲が含まれていた。 この夜最初のゲストはセイント・ヴィンセントで、彼女は「Get Back」でステージに登場しギターの伴奏を務めた。彼女は前日に素晴らしいパフォーマンスを披露しており、この楽曲で、メキシコと【Festival Corona Capital】でのステージを見事に締めくくった。 この巨大ロック・イベントでのパフォーマンス中、ポールは嬉しそうに見え、観客にいくつかの説明をするために少し時間を取る場面が何度かあった。「これはザ・ビートルズが初めてレコーディングした楽曲です」と、彼はスペイン語で述べてから「Love Me Do」を歌った。 数時間前にVansステージでパフォーマンスを披露したばかりのジャック・ホワイトがステージに登場すると興奮は最高潮に達した。その才能とギターの腕前を披露したジャックは、ポール・マッカートニーとセイント・ヴィンセントとともに忘れられない瞬間を作り出し、【Festival Corona Capital】の14年の歴史の中で最も素晴らしいフィナーレのひとつとなった。 このステージは予定より40分ほど長引き、月曜日(11月18日)の午前2時頃まで続いた。これはポールが他のフェスティバルでも状況に応じてやってきたことであり、2009年の米カリフォルニア州インディオでの【コーチェラ・フェスティバル】でも同様だった。 ポールの【Got Back Tour】のメキシコ日程は、11月8日に北部の都市モンテレイで始まり、11月12日と14日にはメキシコシティのGNP Segurosスタジアムで公演が行われた。【Corona Capital】のステージはこの一環として行われ、忙しい1週間を締めくくった。 このツアーのラテン・アメリカ日程は10月1日にウルグアイで開幕し、その後アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、コスタリカ、コロンビアを訪問した。12月にはフランス、スペイン、英国へと続く。