なぜ井端監督は大学生4人を侍ジャパンに選出したのか? 日本球界の未来を見据えた「アマチュア野球の発展」という強い信念
テーマは『若手発掘』『サムライ魂の継承』
選考理由について指揮官は将来のWBCだったり、オリンピックを見据えたことを踏まえたうえで、「学生の間に一度(侍ジャパンの)ユニホームを着るのもプラスかなと思う」と持論を展開。それは、将来の日本球界を担うプレーヤーたちへ向けた井端監督の信念のようなメッセージも込められている。 「大学球界のレベルも上がっているのもありますが、今回の選出でアマチュア野球のさらなる発展、いい目標になってくれたらいいかなと思っています。そのうえで、今回選出した4人は、必ず今後の日本を背負って立つような選手になってくれると信じて呼びました」 今回の欧州代表との一戦には、大学生以外にもサプライズ選出があった。広島で1軍通算10試合しか出場していない外野手の田村俊介を大抜擢するなど、独自の観察眼で経験豊富な選手から実績が少ない若手まで分け隔てなくメンバーを選んだ。 過去の歴代監督とは異なるカラーを発揮する井端監督。日本球界の将来を見据える48歳の指揮官は、どんな采配を振るうのか。興味は尽きない。 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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