25年前期朝ドラ『あんぱん』やなせたかしをモデルとした“柳井嵩”役が北村匠海に決定
2025年前期連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合ほか 2025年春放送スタート)で、柳井嵩役を北村匠海が務めることが決定。制作統括・倉崎憲よりコメントが到着した。 【写真】やなせたかしと小松暢の夫婦役を演じる北村匠海と今田美桜 戦後80年を迎える2025年。今田美桜がヒロインを務める112作目の連続テレビ小説『あんぱん』は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も薄くなっていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生、何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語だ。 このたび、柳井嵩役に北村匠海が決定。柳井は幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶ(今田)に出会う。若い頃から漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することに。戦後、高知の新聞社でのぶと再会。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、さまざまな活動をしていくようになる。 なお、柳井は実在の人物であるやなせたかし(1919―2013)がモデルとなるが、激動の時代をのぶと生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成。 登場人物名や団体名などは一部改称され、フィクションとして描かれる(原作はなし)。制作統括・倉崎憲によるコメントは以下を参照。
制作統括・倉崎憲 コメント
皆さんはやなせたかしさんにどんなイメージを持たれているでしょうか?「アンパンマン」を生み出した漫画家、ハットやベレー帽をかぶった優しそうな人…きっと多くの人がイメージするのは、晩年のやなせさんかと思います。取材を重ねるなかで、彼の人生の数々の原体験、“喜怒哀楽”の全てが、「アンパンマン」に結びついているのだとあらためて感じ、若い頃からちゃんと描きたいという思いになりました。 ヒロインと同様に、毎朝ずっと観たくなるような人って誰だろうと考えて真っ先に思い浮かんだのが、北村匠海さんです。役者としてだけでなくアーティスト活動含めご活躍されていながらも、ずっと新鮮さも保ち続けている唯一無二の存在です。北村さんと初めてお会いしてじっくりお話させていただいた時に、彼の思考の深さに驚きました。ライブでも歌っている瞬間だけでなく、MCで観客に語りかけていたその言葉一つ一つに、彼にとって“生きる”ことへの思いが、静かに、でも確実にあふれていました。そんな彼の姿勢に触れるたびに、やなせさんが作詞を手がけた「手のひらを太陽に」や「アンパンマンのマーチ」の詩ともどこかリンクする部分も感じ、北村さんと共に挑んでみたい気持ちになったのです。 今田美桜さんと北村匠海さんのコンビを、今から楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
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