「踊る大捜査線」「古畑任三郎」生んだフジ制作の「火9」連ドラ枠が10月期から復活 「金9」から移動
フジテレビが10月期から、金曜午後9時の同局制作連ドラ枠を火曜午後9時枠に移動することが3日、分かった。 火9は1996年4月期から1時間の連ドラ枠となり、「踊る大捜査線」(97年)、「古畑任三郎」(99年)、「海猿」(2005年)など多くの大ヒット作を創出。15年4月期からカンテレ制作のバラエティー、翌16年10月期以降は同局制作の連ドラを放送していたが、21年10月期に火9連ドラ枠と月曜午後10時のバラエティー枠を交換していた。 現在フジ制作の連ドラ枠は月9、水10、木10、金9の4つ。今回の改編で昨年10月期に54年半ぶりに復活した金9連ドラ枠が火9に移動。カンテレ制作の月10、火11、東海テレビ制作の土ドラ(土曜後11・40)を含め計7枠はキープする。 本紙の取材では、フジは10月改編で木曜午後9時枠のバラエティー「オドオド×ハラハラ」も放送終了。関係者は「視聴率競争を勝ち抜くため、ゴールデンのテコ入れを計っているようだ。火9枠は22年からテレ朝も連ドラを放送しているが、平均世帯視聴率は1桁止まり。勝算があると踏んだのでは」とみている。 火9のカンテレ制作バラエティー「アンタッチャブルの早速行ってみた」はレギュラー放送を終了し、金9の後番組は未定。フジは本紙の取材に「改編の詳細については、お答えしておりません」としている。