日産 4-9月期 純利益は前年比4.5倍 配当計画は変えず 中国生産車の輸出促進へ
日産自動車は2023年4~9月期の決算を発表し、純利益は前年に比べて4.5倍以上の2962億円となりました。販売台数が北米で39.2%増、欧州で19.3%増と好調だったためです。2024年3月期の通期見通しについては純利益をこれまでの3400億円から500億円引き上げ、3900億円に上方修正しました。一方、配当は1株あたり年間15円という計画を据え置きました。 厳しさが残るのが中国事業です。2023年4~9月期の中国での販売台数は35万9000台で前年比24.4%の減少でした。しかし2024年3月期通期の販売台数は80万台と、前年と比べて15.4%の減少という見通しを据え置いています(いずれも非連結化した東風汽車股份有限公司を除く)。日産は中国事業の改善策として、2024年後半から日産ブランドのEVを4車種投入する上、日産ブランドの車を10万台規模で中国から輸出するとしています。