楽天、投打かみ合い2018年以来の交流戦明けカード勝利 勝率5割復帰で3位・ロッテとのゲーム差「1」に
◇23日 日本ハム2―6楽天(エスコンフィールド北海道) 今季の交流戦優勝を制した楽天は投打がかみ合って、勝利。敵地での3連戦を1勝1敗1分けで終え、勝率を5割に戻した。チームが交流戦明けのカードで勝つのは2018年6月24日の日本ハム戦(楽天生命パーク宮城)以来(2020年は交流戦の開催なし)。ソフトバンクに引き分けた3位・ロッテとのゲーム差は「1」に縮まった。 この日はチーム勝ち頭の藤井が先発し、4回に郡司の適時内野安打で1点を失ったが、持ち前の緩急を生かした投球で日本ハム打線に3本の併殺打を打たせる粘投。6イニングを6安打1失点にまとめて試合をつくり、降板後のベンチでは「自分の持ち味というか、粘り強く投げられたと思います」とホッとした表情をみせた。 一方、打線は4回に辰己が2号ソロ本塁打を放って、1点を先制した。「しっかり打つことができました。明日、ディズニー行きます」という背番号8の快打で勢いがつつくと、5回には1死一塁からの小郷の勝ち越し適時三塁打、続く村林の適時二塁打、この試合で4番に復帰した浅村の中犠飛で3点を奪取。8回には鈴木大の適時三塁打とフランコの右前適時打で2点を追加した。 4点リードの9回は4番手のターリーが2死満塁のピンチを招いたが、ここで投入された守護神の則本がレイエスを直球で空振り三振にねじ伏せて、逃げ切りに成功。ヒーローインタビューにはリーグトップタイの6勝目を挙げた藤井が立ち、「絶対に勝ちたかったので、勝ちにつながるピッチングができたのはすごくよかった」と語り、援護してくれた打線に「野手の皆さんが点を取って投げやすくしてくださっている」と感謝した。 楽天の次カードは25日からのロッテ2連戦(ZOZOマリン)となっている。
中日スポーツ