東京世田谷ボーイズ、2度目の夏春連覇 5年生・小室がスーパープレーで救った…春季全国大会・小学生の部
◆スターゼンカップ 第54回日本少年野球春季全国大会 ▽小学生の部・決勝 東京世田谷ボーイズ3―2黄城ボーイズ(3月31日・大田スタジアム) スタメン唯一の5年生、身長130センチの小室のスーパープレーがチームを救った。1点差に迫られた5回1死一塁。左中間を襲ったライナーを中堅手・小室は一直線に追い左手を伸ばして捕球。すぐに返球して併殺に。小室は「練習していたので、捕れると思った」と冷静沈着。堀秀人監督(55)は「この試合のMVP。あのプレーが大きかった」と手放しでほめた。 1点先行された初回、河野主将の中前安打、登石の右中間二塁打での無死二、三塁の好機で喜多が中前2点適時打を放ち逆転。投げては先発の佐藤が3回1失点。宮下、登石、喜多とつないで守り切った。 「スターはいないけれど、このチームはメンタルが歴代で一番強い」と堀監督。その言葉を体現したのが準決勝の県央宇都宮戦だ。3点を追う6回、鈴木の中越え本塁打から波に乗り、白川のサヨナラ打で東日本選抜大会決勝でコールド負けした相手に雪辱した。 春夏6度目の全国制覇。「どんな状況になってもあきらめなかった。優勝しかないと思っていたのでうれしい」と河野主将はほっとした表情を見せた。 【東京世田谷・登録メンバー】※は主将 ▽6年生 ※河野晴斗、喜多頼士、白川瑛都、佐藤桜河、鈴木黎、登石幹大、馬場塁、大槻裕貴、今路龍、中村幹太朗、鷹埜拓人、林知翔、宮下璃久 ▽5年生 小室蓮音、安重地浩、平田神楽、岩橋龍生、長谷川悠 ▽4年生 長谷部蒼海、石川翔斗
報知新聞社