家族の再生に光を当てる「マーヴィンズ ルーム」劇団昴が田中壮太郎の新訳・演出で上演
「劇団昴『マーヴィンズ ルーム』」が、5月24日から6月9日まで東京・Pit昴にて上演される。 【画像】「劇団昴『マーヴィンズ ルーム』」出演者 「マーヴィンズ ルーム」は、エイズの合併症により33歳の若さで死去したアメリカの劇作家スコット・マクファーソンの戯曲。同作は、1996年メリル・ストリープ、レオナルド・ディカプリオ、ダイアン・キートンらの出演により映画化され、劇団昴では1997年、劇団昴の翻訳・演出家だった松本永実子により、日本初演された。今回は、田中壮太郎が劇団昴と3度目のタッグを組み、新訳と演出を手がける。 寝たきりの父と、病気のおばを1人で支えるベッシーは、ある日、自らも白血病を宣告された。ベッシーと絶縁状態だった妹のリーはベッシーから連絡を受け、少年院にいる長男と、次男を抱え、ベッシーらの住むフロリダに向かう……。劇中では、久々に再開した2人の姉妹と、家族たちが、次第に心を通じ合わせる様が、ユーモアや温かさを交えて描かれる。 出演者にはベッシー役の米倉紀之子、リー役のあんどうさくら、佐藤しのぶ、岡田吉弘、赤江隼平、屋鋪琥三郎、磯辺万沙子、林佳代子、岩田翼、白倉裕人が名を連ねた。なお一部公演では、“ポスト・ショー・トーク”が開催される。 ■ 劇団昴「マーヴィンズ ルーム」 2024年5月24日(金)~6月9日(日) 東京都 Pit昴 □ スタッフ 作:スコット・マクファーソン 訳・演出:田中壮太郎 □ 出演 ベッシー:米倉紀之子 リー:あんどうさくら ルース:佐藤しのぶ マーヴィン:岡田吉弘 ハンク:赤江隼平 チャーリー:屋鋪琥三郎 ウォーリー医師:磯辺万沙子 シャーロット医師:林佳代子 ホーム長:岩田翼 ボブ:白倉裕人 ※U24、家族割あり。