米国小売店視察、「ザ・ビタミンショップ」 7000種を超えるサプリ専門店
「ザ・ビタミンショップ」は、ニュージャージーに本拠を置くサプリメント専門ショップで、創業1977年。ロサンゼルスの店舗視察をレポートする。 サプリメント愛用者が利用するため顧客のリテラシーが高く、目的買いの割合が高い。取り扱い品目は7000種を超える。各訴求別のカテゴリーも細かく設定されている。 ボディメイク(トレーニング)をしている顧客層が多く、店内ではフロアの約半分がプロテインやコラーゲンをはじめとしたスポーツニュートリション商品で占められている。店内スタッフに色々と相談できるのも同店の特長だ。 定番のプロテインはホエイをメインにプラント(植物)の種類も豊富。ショットタイプのドリンクやチップスなど、バラエティーに富む。 サプリは訴求カテゴリー別に商品が陳列されており、分類も細かく分けられている。定番訴求では、「JOINT SUPPORT(関節)」、「BORN SUPPORT(骨)」の商品が充実。グルコサミン・コンドロイチンに加え、MSM、ジンジャー、クルクミン、コラーゲンペプチドを配合した商品がコーナーに並ぶ。コーランペプチドは近年人気の素材のひとつ。髪、肌、爪の健康を訴求するコーナーでもコラーゲン商品が棚を占める。 プロバイオティクスは人気カテゴリー。菌数表示がされており、「50BILLION(500億個)」「100BILLION(1000億個)」の表記が多かった。ヘルスクレームは「消化を助ける」、「免疫」、「疲労回復」、「呼吸器系サポート」、「女性の膣の健康」などの表示がされている。 スーパーフードサプリメントのコーナーも。ビートルートは米国で一般的に使用されているようだ。デトックスやクレンズ製品を扱うコーナーもあった。 LONGEVITY(長生き)コーナーもある。一方、2019年頃から爆発的人気を誇ったCBDコーナーは縮小している。