「港区女子」による高級すし店ディスが大波紋! そもそも「港区女子」はなぜこんなに“嫌われる”のか…由来を調べてわかった衝撃の事実とは
アメリカに「すし屋」が蹂躙されているぞ!
で、こうして考えていくと、今回の事件がなぜここまで強い拒否反応を起こしたのかわかってくる。 「港区女子」というものをきっかけにして、なんというか、日本人がずっと持ってきたコンプレックスが爆発したのが、今回の騒動の全容なんじゃないか。しかも、今回の舞台は「すし屋」、まさに「日本」を体現するような場所である。そこを、アメリカ的なるものを背負う「港区」が蹂躙している! そんな危機感がそこにある。そう、これは一種の擬似的な“戦争”なのだ。それがヒステリーともいえる否定的意見を巻き起こす。 こうやって思うと、多分今回の騒動は「すし屋」という舞台で「港区女子」が起こしたからこそ、ここまで否定的な反応があったんじゃないかと思う。 なにかとバカにされがちな「港区女子」という言葉だが、そこには日本人のメンタリティーがうっすらと映し出されている……のかもしれない。 文/谷頭和希