「おばあちゃん、大丈夫?」 座り込む高齢女性保護 宇都宮大生2人「放っておけなかった」 宇都宮東署から感謝状
栃木県警の「思いやり110番」を実践したとして、宇都宮東署はこのほど、宇都宮市峰2丁目、宇都宮大国際学部2年與那嶺悠(よなみねはるか)さん(21)と東峰町、同2年若本果歩(わかもとかほ)さん(19)に感謝状を贈った。 2人は自転車で帰宅していた4月15日夕、峰1丁目の市道で電柱脇に座り込む70代女性を見つけた。「おばあちゃん、大丈夫?」と話しかけ、通りがかったパトロール中の警察官に引き継いだ。 若本さんは「(女性は)体調が悪そうで放っておけなかった」と振り返った。與那嶺さんは沖縄県出身で若本さんは島根県出身。與那嶺さんは「栃木県のために一つ貢献できて良かった」と話した。 印南浩司(いんなみこうじ)署長は「保護されなければ交通事故に遭う可能性があった。2人の思いやりに感謝したい」と述べた。