「移籍金ゼロで手放すのは間違い」鎌田大地の退団噂に元イタリア代表DFが見解「評価するのに6か月は少ない」
「なじむために少し時間を与える必要がある」
鎌田大地はラツィオに加入してから、ここまで公式戦21試合出場で1得点・1アシストという成績だ。フランクフルトでの活躍があっただけに、大きな期待に応えられているとは言えないだろう。 【PHOTO】アジアカップに挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介! 実際、サポーターや地元メディアの厳しい評価は増すばかりだ。契約が延長オプションつきの1年と報じられていることもあり、去就を巡る報道も後を絶たない。 だが、加入から半年も経っていないのも事実だ。時間が必要との声も少なくない。OBの元イタリア代表DFジュゼッペ・パンカロもそのひとりだ。 ラツィオ専門サイト『cittaceleste』で、シーズン後に鎌田がフリーで退団した場合、ラツィオにとって後悔となり得るか問われると、パンカロは「私はイエスだと思う」と答えている。 「振る舞いが理由でない限り、移籍金ゼロで手放すのは常に間違えている。こういう選手たちには、なじむために少し時間を与える必要がある。ひとりの選手を評価するのに、6か月は少ない」 冬の移籍市場が開いたが、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長はシーズン途中に大型補強に動くことが少ない。パンカロは「1月のマーケットは常に特殊だ。難しい。強くてコンディションが良い状態はクラブが手放さない」と話した。 「時に重要な補強が実現することもあるが、常に難しいマーケットなんだ。ラツィオは数的に足りている。カマダのケースのように、誰かが去ることがあれば、その代わりは必要だろう」 周知のように、鎌田はラツィオでの苦戦もあってか、アジアカップの日本代表メンバーからも外れている。巻き返しが期待されるシーズン後半戦、鎌田は永遠の都ローマで戦い続けるのか。そしてその場合、周知の連係を深め、存在感を高めていくことができるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「驚きの決定」「モリヤス監督の意外な選択」鎌田大地のアジア杯メンバー落選にイタリア騒然!「予想していた人はほとんどいなかった」
- 「数か月ですべてを失った」鎌田大地のアジアカップ招集外、イタリアで驚きの反響続く「ローマでの5か月が致命的に」
- 「日本は敬意を欠いている」古橋亨梧のアジア杯落選にセルティックサポは驚き!「マエダとハタテを選び、キョウゴを選ばないのはバカげている」
- 「気候に対応できれば優勝候補」カタールメディアの関係者に訊いた森保ジャパンの印象。アジア杯の“本命”に挙げたのは別の国だった【現地発】
- 【森保Jアジア杯メンバー26人の序列】三笘、久保、伊東が並ぶ“魅惑の2列目”がついに実現へ。1トップは上田が軸