警察署長はアニメクリエイター 動画で「SNS型投資・ロマンス詐欺」被害防止へ 福岡県警
テレビ西日本
福岡県の筑後警察署長が、特技を生かして詐欺被害防止を呼び掛けています。
筑後警察署で6日、感謝状の贈呈式が行われました。 表彰されたのは、コンビニエンスストアに勤務する堺菜々美さん(21)です。 堺さんは10月、店長を務めるコンビニエンスストアに訪れた80代の男性に声をかけ、架空請求詐欺を未然に防いだということです。
そんな堺さんに感謝状を送ったのは、筑後警察署の高瀬英彦署長。 実は高瀬署長、ある特技を生かして、地域住民に詐欺被害防止を呼びかけています。 Q.これは今なにを? ◆筑後警察署 高瀬英彦 署長 「詐欺の防止用の動画を作っています。アニメーションで」 高瀬署長のもうひとつの顔、それはなんと「アニメクリエーター」。
◆筑後警察署 高瀬英彦 署長 「図形をいくつか挿入して、それを組み合わせていろいろな形を作っていく」 高瀬署長が実際に作ったアニメ動画では、かわいいキャラクターたちが、現在急増している「SNS型投資・ロマンス詐欺」の注意を促します。 ◆筑後警察署 高瀬英彦 署長 「被害に遭わないことが一番重要なんですが、(詐欺を)知らない方が多いということで、いろいろな方に見てもらい、興味を持ってもらうことが必要かなと」
パワーポイントで絵を描くことが趣味だったという高瀬署長。 地域住民が詐欺に遭わないためにどうしたらいいか考え抜いたすえにたどり着いたのがアニメでした。 こうして作られたアニメは警察署のイベントなどで放映して、地域住民の防犯に役立てられています。
◆筑後警察署 高瀬英彦 署長 「一生懸命見てもらって、最後に拍手がおこったりすると作ってよかったなと思う。1人でも多くの人に犯罪に遭わないよう対策をしてもらうために、わかりやすい方法、漫画・アニメで啓発していけたら」
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