大仁田厚、米フィラデルフィアでデスマッチの祭典に登場「いつか、ECWで電流爆破をやろうぜ!」
◆「バトルグラウンド・チャンピオンシップ・レスリング」大会(5日、米フィラデルフィア・2300アリーナ) 「邪道」大仁田厚(66)が現地時間5日(日本時間6日)、米フィラデルフィアの2300アリーナで開催された全米デスマッチの祭典に参戦。激闘を展開した。 会場となった2300アリーナは、かつてのECWアリーナ。ECWは大仁田が大暴れしたFMW時代のビデオテープをサブゥがアメリカに持ち帰ったことがきっかけで発足したデスマッチ団体。大仁田にとっては因縁の深い“聖地”にあたる。 大仁田は第1試合でババ・レイ、ディーボンのダッドリー・ブラザーズとタッグマッチで対峙(たいじ)も肝心のタッグパートナーはサプライズとされ、非公開のまま試合の時間に。 ダッドリー・ブラザーズの入場後、会場に大仁田の入場テーマ「ワイルド・シング」が大音量で流れると、日本の「デスマッチ・レジェンド」の登場に観客は大興奮。大仁田はリング中央で待つババがくわえていたタバコに火をつけてやると、2人で煙をくゆらせるパフォーマンス。会場をヒートアップさせた。 ベールを脱いだサプライズタッグパートナーとして、トミー・ドリーマーが登場すると、会場のボルテージは早くも最高潮に。日米の有名レスラーの揃い踏みに「デス・イズ・オーサム(すごい)!」の大合唱がこだました。 リングイン後、マイクを持ったドリーマーは「ダラスのレッスルコンの会場で大仁田の隣のブースになった。その時、テリーに電話した」と、昨年8月に死去したテリー・ファンクさんと大仁田、そして自身の縁を明かすと、最後には「(テリーさんを通して)大仁田と俺はブラザーだ!」と絶叫。歓声を浴びた途端、大仁田とドリーマーがババとディーボンに殴りかかり、試合がスタートした。 ババは大仁田にボディースラムを見舞った後、セカンドロープから開脚させた大仁田の股間めがけてダイビングヘッドバットを一発。大仁田を悶絶させると、最後もババがドリーマーをテーブル・クラッシュで沈めた。 激闘後のリングで大仁田は「いつか、ECWで電流爆破をやろうぜ!」と絶叫。会場を後にした。 大仁田はこの後、テキサス州アマリロに移動。テリーさんの墓を訪れる予定となっている。
報知新聞社