丹波篠山の黒豆をパンに 児童生徒が給食交流 館山(千葉県)
災害時相互応援協定を結ぶ館山市と兵庫県丹波篠山市は、互いの特産品を使った食事を給食で提供する「給食交流」を行った。館山市内の小中学校と幼稚園では6日、丹波篠山産の黒豆を使ったパン3200食が給食で提供され、児童生徒らが頬張った。 両市では平成23年11月に同協定を締結し、マラソン大会やデカンショ祭りに互いに参加するなどして交流を続けている。今回は、給食交流を通じて同協定を周知し、両市の子どもたちがお互いを身近に感じてもらおうと、両市の学校給食センターが企画・実施した。 館山では、1月に丹波篠山産の黒豆の甘納豆45キロを取り寄せ、試作を実施。大粒で豊かな甘みが特長の甘納豆を生地に練り込んで焼いた「たんばささやま黒豆パン」と、ハンバーグやミネストローネなどを献立した。 神余小学校(近田智美校長、児童数20人)では、学校給食センターの渡邊侑子さんが来校。渡邊さんから丹波篠山市の位置や、同協定について説明があった後、児童らで黒豆パンを楽しんだ。 田中ブライアン武志さん(6年)は「食感がしっかりしていて、とてもおいしかった。丹波篠山市や協定のことをきょう初めて知り、興味がわいた」と話していた。 丹波篠山市では、館山産の菜の花を使った「菜の花とエビのかき揚げ」が8日に提供される予定。