仙台「定義さん」の秋感じて 11月2~4日に三角油揚げや「貞能なべ」振る舞い
「定義さん」として親しまれる仙台市青葉区大倉の定義如来西方寺の門前町で11月2~4日、歩行者天国のイベントが開かれる。西方寺の山門から延びる県道の約300メートルを車両通行止めとし、散策や買い物などを楽しんでもらう。 歩行者天国は3日間とも午前10時~午後3時。屋台とキッチンカー7台が並び、名物の三角油揚げやみそおにぎりの「味噌(みそ)やきめし」のほか、玉こんにゃく、揚げまんじゅうなどを販売する。大道芸人のショーもある。 2日は、大倉産のコメや、サトイモ、ギンナン、白菜、キノコなどを売る「軽トラ市」も開く。軽トラ10台が出店。定義の開祖的存在の平貞能(さだよし)にちなんで創作した「貞能なべ」を先着600人に振る舞う。三角油揚げや野菜、キノコ、鶏肉が入ったしょうゆ仕立てで、1人100円以上の協力金を呼びかける。 主催は定義観光協会や町内会などでつくる地域おこし団体「大倉四季探検」。2022年にコロナ下の誘客対策として始め、春と秋に実施している。有路輝一実行委員長(57)は「紅葉がちょうど見頃を迎える。昔の田舎の秋を感じられる定義で一日のんびり過ごしてほしい」と話す。 連絡先は有路さん090(1494)9936。
河北新報